
LGBTQ+と学校 〜PRIDE MONTH に向けて〜
こんにちは!
SLoWのユマです!
突然ですが、みなさんは、
"Don’t say gay bill"をご存知でしょうか。
直訳すると、「ゲイと言わないで法案」。
学校で性的指向や性自認について話題にすることを規制する法律で、米フロリダ州で、今年7月から施行されることが決定されました。
◉”Dont say gay bill”とは?
対象となるのは幼稚園から小学3年生の児童。
これにより、フロリダ州の学校は、性の多様性について議論することを禁じられ、また児童たちも、学校で自分の性的指向について話すことが制限されます。
違反した学校に対しては保護者が訴訟を起こすことも可能になる、などかなり踏み切った内容となっているこの法案。
署名した、フロリダ州のデサンティス知事は、「性別のイデオロギーを学校が親の同意なしに押し付けることを防ぐため」「学校は教育をする場だ」など、法案承認の理由を列挙しています。
確かに、宗教の関係で性教育について触れないでほしいという保護者もいるかもしれません。
しかし、学校という誰もが通う場所で、自分の「性自認」、自分の重要なアイデンティティを声にできないことはどれほど息苦しいことなのでしょうか。
現在アメリカではフロリダ州をはじめ、各地でこの法案に抗議するデモが行われています。

◉LGBTQ+と教育

教育現場での「性の多様性」を考えるときにうってつけの本!
LGBTQ +、性の多様性を考える時によく課題に上がるのが、教育現場での取り組みです。
学校現場では何かと「性別でわける」ことが意識されがちな気がしませんか?
制服、トイレの使用、宿泊行事など…。
それも「男/女」という二つの性でくくられてしまうことが殆どですよね。
最近では、日本でも、ジェンダーレス制服が開発されたり、高校入試の願書の性別記入欄が廃止されたり、と嬉しい変化も起きています。
しかし、未だに教員の9割がLGBTQ+について知識がない、あるいは知らないといわれており、保健体育の授業でも性の多様性を扱うことはほとんどありません。
学校という社会で自分を受け入れられないことはその後も深い傷として残る場合もあります。
それだけでなく、「男/女」と性の二極化を当たり前とする姿勢は、性的マイノリティを苦しめるだけでなく、児童が性の多様性に対して寛容的になること機会を奪ってしまうことになります。
誰もが通うからこそ考えたい、LGBTQ+にとっての「学校」
「その人らしさ」を受け止める場所であり、
「その人らしさ」を受け止められる人をつくる場所であってほしいなと思います。
◉6月はPRIDE MONTH
ご存じの方も多いかもしれませんが、6月は"PRIDE MONTH"と呼ばれ、性の多様性を祝福する月間として認識されています。

学校という視点から考えるLGBTQ+の抱える問題
LGBTQ+から考える学校の問題
5/30 20:00~のSLoWのOPEN MEETINGでは、
PRIDE MONTHをお祝いする前に、みんなで一緒に考えてみたいと思います!

🏳️🌈SLoW OPEN MEETING 2022 May🏳️🌈
日時:5/30(月) 20:00-21:30
内容:世界と日本のLGBTQ+と学校の事情について知る/参加者とのフリーディスカッション
参加方法:SLoWのInstagramに「参加したい!」とDMください!
「そもそもLGBTQ+についてよく知らないんだけど…」
という方も大丈夫!
知りたい!という気持ちがあるなら、是非ジョインしてみてください。
みんなで対話しながら、知識を蓄えていきましょう^^
性的マイノリティであってもなくても、「らしさ」や「多様性」が輝く社会をつくるためには、ちゃんと向き合いたいこのトピック。
是非ご参加くださいね!
みなさんとOPEN MEETINGでお会いできるのを楽しみにしてます✨
それでは良い週末を!
SLoW for loce and ALL🫶🏳️🌈
ユマ