キツツキダイスキ。
私はキツツキが好きだ。
だけど、木を啄(ついば)む・つつく鳥だから「啄木鳥(きつつき)」であって、実際「キツツキ」って名前の鳥は存在しない。
お気に入りの森にもキツツキがいて、よく見かけるのはコゲラ・アオゲラ・オオアカゲラだ。
その中でも、オオアカゲラがよく止まる木を最近見つけたので、出会う頻度が高くなってうれしい。
ケケケケケケッとよく響く声で鳴きながら飛んでくる。
キツツキって木を突くから、木を枯らしてしまわないのかと心配する人もいるかもしれないけど、下の説明を読めばそうじゃないのが分かる。
まさにそうだと観察していて思う。
オオアカゲラを探すポイントとして、行動を見ているとだいたいが立ち枯れた木から木へ、枯れた枝へと飛びながら移動している。
だから観察しやすそうな立ち枯れの木に目星を付けていたら、やはり来た!
今回は頭の上全体が赤いのでオスのようだ。メスは頭が赤くない。もうちょっとじっくり観察しようと思った矢先、オオアカゲラよりも随分体の小さい鳥に追いかけられて逃げてしまった。オオアカゲラは全長28cmほどでわりと大きいのにスズメほどの小さな鳥に追い払われるなんて・・・。気が小さいのかな?
あと、何と言っても大型のキツツキといえば「ドラミング」だ。
ドラミングとは木をつつく行為なのだが、その音がまたすごい。初めて聞いた時は森に響きわたるドゥルルルル――――!という大きな音に、とても生き物が出せる音ではないとめちゃくちゃ驚いた。なにしろ、1秒間に20回も木をくちばしでつついて出す音だ。すごいに決まっている。だけどそれはドリルとか機械的な音でもなく、「騒音」、じゃない、荘厳な森の、大自然から出る音だから「荘音」って感じがする。そんな言葉無いけど。わくわくする大好きな音だ。
そんなドラミングができるキツツキの体っていったいどうなってるの!?と調べた結果
ざっっっくりこんな感じだった。なるほどですね!
ちなみに詩人・北原白秋の「あめんぼの歌」は私が学生時代、演劇部に入っていた頃の発声練習でよく用いた詩だ。今でもあから50音全てスラスラ言える。そうだ、ら行の「蓮華が咲いたら瑠璃の鳥」瑠璃の鳥とは青い鳥オオルリだ。初夏に何度も見たオオルリ。次回の観察日記はそれもいいなー。