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🎬『HAPPYEND』

空音央監督作品🎬『HAPPYEND』を観ました。

WEBを回遊していて…話題になりかけていることに気づきつつ、大盛堂書店で大きなポスターを目にしたり、+濱口竜介監督らが推薦していることなんかも知り、観に行くことに。

近未来設定の、そこで生きる高校生らの日常の話。
ふたりの男子生徒を中心に、そこへ友人グループの3人、そして祷キララさんの演じる“とある思考性”の強い女子生徒が絡んでくる。
安定の中島歩さんの演技に染められた“先生”も相俟って、一見、不思議な世界観にも見える。

生徒らの衝動の源泉は“青いなー”と思うことでもあるのだけれど、それでもそれも含めて“アドレッセンス”なんだろうな、と。
本線とは全然関係ないけど…“アタちゃん”を演じていた林裕太さんの“永野宗典”さん感も、なかなかだったw

あと、登場してくる監視システム“パノプティ”は、そのネーミングを聞くと、どうしたってM・フーコーの“パノプティコン”を思い起こさせる。
(とはいえ、その意味的なものまで付与するみたいな意図はなさそうではあったけれど…)

ラストは🎬『Kids Return』味を凄く感じたりもしつつ…観終えてから、じんわり噛み締める作品だなぁと、あらためて思ったりも。
それと、テクノを主体とした(DJも加えた)劇伴も最高で、音を鳴らす場面とノンモンにする場面の嵌め方は秀逸だったと思う。

鑑賞後、紀伊國屋書店新宿本店へ行ったら、TBSをはじめ、取材陣が沢山。
いったい何が…と思いつつ(後で知ったのだけれど)ノーベル文学賞が発表された、ということだった。
(ハン・ガンさんが受賞)

その後、数ヶ月前に起きた火事(ボヤ)から立ち直り、いつのまにか営業を再開していた““ラーメン二郎”歌舞伎町店へ。
“ブタ増し”が(通常もWも)何故かできず、ノーマルしか注文できなかったので、チャーシューの枚数の満足感は薄いものの…とりあえず久しぶりに。

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