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コロナ禍における膠原病科の入院生活〜1日目〜

こんにちは!

KOH@メタメタ系男子です。

まずはこの話題から投稿したいと思います。

実はこの度膠原病科への入院生活が始まりまして
初っ端から色々とあったので、お伝えしようと思います。

膠原病患者の多くは免疫抑制剤等を服用している方が多く
普段の生活でも人一倍新型コロナウイルスなどの感染症に気をつける生活をしていると思います。

僕もその1人です。

そして日本各地で緊急事態宣言が発令されている最中の2月16日に入院生活が始まりました。

正直な所、少し前までは病院でもクラスターが発生している事例を見ると
入院するとリスクあるよなぁと考えていましたが
よくよく考えると緊急事態宣言が出ている外の方が危険だよなと思い
入院することを決めました。

今回は検査入院になります。

少し前から血液検査でCK(クレアチンキナーゼ)の値が1500ほどで基準値を大きくオーバーしていて、オレンシアという皮下注射による薬を数ヶ月ほど試していたのですが、思ったほど大きな効果が出なかったので、今後の治療方針を見直すことを目的に入院しました。

というのもここの所ステロイド(プレドニン)の量を10mgまで減らすことができたのですが、顔の紅斑、脱毛などの自覚症状が現れてきたので、ステロイドの量を増やすか、入院することで試せる点滴の薬を使うかの選択を迫られていました。

そこで僕はステロイドの量を増やしたくないので、入院の方を選択しました。

点滴を打ってすぐに帰れるだろうと思っていました。


…この時までは。


そして時は進み入院当日。

コロナ禍という事もあり、入院する一週間前にPCR検査を行い
陰性が確認されてから入院という流れになります。

今回急な入院だということもあり

外来診察後入院日が決まる(水)

2日後にPCR検査(金)

土日挟んで3日後に結果連絡(月)

翌日入院(火)

という流れでした。

ひとまずPCR検査の結果も陰性で安心しました。
検査後も不要不急の外出を控えましたし、一人暮らしだから誰かから感染る心配もない。

後は点滴打って予定期間の2週間ほどゆっくりしよう。

なんて気軽に考えていました。


…この時までは。


そして病院に到着し、受付で手続きに入ります。
もうこの病院でお世話になるのは4回目になるので慣れたものです。
スムーズに受付が終わり、病棟へ進みます。

病棟の受付に到着します。
クラークの方からまずは検温を促されます。

朝に計った時は36.5℃だったし、PCR検査も陰性だったので何も心配ないだろうと思っていました。

37.3℃

…まぁここまでキャリーケース運んで来たしそれで体温が上がったのかな。

少し椅子で落ち着いてからもう一度計ることにしました。

37.5℃

…上がってるやんけ。

という訳で、通常なら受付後病室に案内され荷解きという流れなのですが
今回はまず処置室に案内され、一旦隔離になりました。

まぁ僕が抱えている皮膚筋炎では37℃前半の微熱はむしろ日常な体温なので、多分それ由来だろうと思います。

ですがこのご時世ですし、病棟にウイルスを持ち込むわけにはいかないので
隔離は当然の処置だと思います。

まずはPCR検査とインフルエンザの検査行います。

その後血液の状態を見るために採血をしました。
これはコロナウイルスというよりは、体の状態やその他の感染症の有無を確認するために採ったんだと思います。

あとは念の為に肺の方もCT検査を行うため
点滴で造影剤を入れて検査を行うことになります。

CT検査を行う場所に向かうために
減圧して空気を外に漏らさない車椅子に乗って向かいました。

どんな感じかと説明すると、車椅子をビニールで覆い
中に空気清浄機が入ったような感じですかね。

普段あまり経験すること無いような体験だったので
不思議な気持ちでした。

造影剤が体に入った時はなんだかポカポカしてきます。
これは皆そうなるそうですが、4,5時間ぐらいその状態が続きました。

その後また処置室に戻りました。

ひとまずPCR検査の結果が出るのは当日の16時頃だと言われました。
CT検査の方がPCR検査よりも早く結果が分かり、何も問題ないことが確認され次第、通常の病室に移ることになるそうですが、その時間はわからない。
この時点では16時までまだ4時間程あります。

そうなると問題になってくるのはトイレ問題です。

そこで看護師さんから頂いたのが簡易トイレ

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こんな感じのものです。
バケツに便座が乗っているようなイメージが近いかもしれないです。

そのバケツの中にビニール袋と、袋の中に尿を固めるペーパー?みたいなものが入っていました。

そんな作りなので、水には流せずバケツの中にぶち込む感じで致しました。

そんなこんなで結果的に陰性が確認され
トイレを含め病棟内を自由に動き回れるようになったのですが
なんか余計な手間をかけさせてしまったみたいで申し訳なかったです。

病室で荷解きをして、後は点滴を打って帰ろうと思っていました。


…この時までは。


検査入院

この言葉の意味を思い知らされました。
検査したら出るわ出るわ体の異変。

荷解きして少し落ち着いた頃。
今回担当の主治医の方がやってきました。

実は肺のCTを撮る時に一緒に内蔵の辺りも撮っていました。

そこで見つかったのが、虫垂の肥大化でした。
水か何かが虫垂に入ったことで肥大化したのだろうと説明がありましたが
後日大腸の先生との診察を受けることになりました。

診断によっては当初の治療方針を見直すことになるので、入院期間が伸びるかもしれないとも説明がありました。

ということは盲腸を切るのかな。

なんて事を後日話すことになると思うのですが、またその時の事も記録しようと思います。

またスクリーニング検査の結果、肝炎も疑いあるとのことでした。
こちらの方はさらなる検査を行うので、1週間後に結果がわかるそうです。

…何も無ければいいなぁ。

初日から色んなハプニングがありこの後どうなっていくかわかりませんが
これを機会に体の状態を洗い出して、今後の治療に生かしていければと思います!

ここまでご覧頂きまして、ありがとうございました!

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毎度ながらここの病院食、結構美味しいです。
ごちそうさまでした。

ご覧頂きましてありがとうございます。サポートして頂きましたものは、難病の子供支援に蓄えたいと考えております。よろしくお願いいたします。