トライ&エラーで同人活動26年。
こんばんわ。ジュリアンです。
夏コミが無事に終わりました。夏コミは今回も新刊を出しましたが、何せ今使ってるTwitterアカウントは前のアカウントと違って同人方面の方々やそういった交流の繋がりをすべて切り取った企業や自分が見たい人だけをフォローしてるアカウントのため、夏コミ向けの自分の作品の告知を呟いても反応がほとんどなく、拡散殆ど0のままイベント当日を迎えました。
勿論結果は惨憺たるものでしたが(笑)、自分としては10数年前に立ち戻った感じでちょっと新鮮に感じてます。……勿論売れなかったことがショックじゃないとは言わないよ。けど、
「またここで色々試行錯誤が出来るな、そうやって今までも活動してきたんだし」
と思えるきっかけも与えてくれたんじゃないかなと思ってます。
思えば自分は同人活動を初めて四半世紀を過ぎた26年目ですが、この26年勿論順風満帆とはいきませんでした。何せ一般的に見たら絵はあまりうまくありませんから。
それでもTwitterでは今ではよく聞く「横の繋がり」というものを駆使しまくったおかげで、コミケ含むイベント参加前後は新刊の告知などは数少ないけどRTイイネをそれなりに貰い、イベントでは本の捌け方はまあ予想以上といった所で売れた感じがこの10年位ありました。
けど中の人は今年3月にメインで使ってたTwitterアカウントの更新を止めました。アカウントは当初消す予定でしたが、今も繋がっている(けど自分同様に呟いてない)親しいアカウントとの繋がりを消すのはどうしても辛くて、考えた結果呟きもしない、浮上もしないという事を決めて今現在も垢を残してます。
そしてアカウントを消してサークル用に告知アカウントを新しく作って自力で拡散した結果が今回のコミケでした。
まあ結果は↑に書いた通り、といったところですね。なるほど、繋がりが無くなるとこうなるわけか、というのもよくわかりました (笑)。
それでも俺は前のアカウントに戻ろうとか、あまりそういう事は考えてません。
もう前のアカウントではやりたい事をやりつくし、そして自分の中で色々見限りました。
その中でいつも思っていたのは、ちょっと前の記事にも書きましたが、数の暴力に耐えられなかったというのと、それによって自分の絵や本の価値を決めつけてもらいたくなかったから、です。
そしてその結果中の人は少なくとも安寧を得る事は出来ましたが、新刊の頒布数はいつもに比べると上の通りといった所です。
でも自分はもうこんな事何度も何度も数えきれないほど経験してきたので、売り上げが0円の時も1円だけだった時も、またまた5000円以上超えた時もあります。
酸いも甘いも沢山この26年で経験してきました。だから一度きりのコミケで売り上げが閑古鳥でも、活動を自粛したり筆を折ったりは考えてません。
冬コミも勿論申し込みしますし、受かったら新刊も出します。
何故かって? 自分が描きたい(出したい)から、です。
Twitterのアカウントから離れた事も、
ほとんど売れない同人誌を出すことも、自分がやりたいからそうした、ただそれだけの感情で動いただけの事です。
そりゃ確かに反応がないのは寂しい。
でも反応がないからって、ちゃんとそれでもイベントで本を買いに来てくれる常連さんはいる。
ネットのイイネやRTの数が1000あろうが0だろうが、
自分にとってはちゃんと買いに来て交流を持っていける人の方が10000倍も価値があります。
だから今の所、同人活動を辞めるつもりは毛頭ございませーん。
山あり谷ありで、売れなかったらどうすれば売れるか考えて、売れるようになったらその活動を維持していく。
でももう昔のように頑張りすぎて横の繋がりを作りまくったりする程じゃないな、と思ってます。
身の程をわきまえる、という言葉がありますが、自分はあまり絵は上手くないし、年も年だから若いコたちとつるむのも無理がある。
なら、拡散したりするほどでもなく、欲しい人にだけ自分が作った本が届いてくれればそれでいいかなと今は思ってますね。
トライ&エラー。
この26年この繰り返しで活動してきました。
いろんなこと、沢山言いきれない程経験してますが、売り上げが0円だった、横の繋がりがダメになった、ムラハチに遭った、とかで筆を折る必要ってないって俺は思ってます。
だって自分が描きたい(出したい)んでしょ? 同人誌って読者第一号は100%自分なんです。自分が読みたいから描く。それに付随するのが買ってくれる同士の方々。
そこを間違えると、自分本位か他人本位かで逆転して、筆を折ったり界隈から去ったりするんです。そんな必要ちっともないのにね。
0ならまた改善したり試行錯誤したりするきっかけが出来る。
トライ&エラーで今後も活動頑張っていきまーす!
PS.自分と同じ夏コミの売り上げが0円だった(もしくは0に近い)方、是非コメ下さい。お互い冬も頑張りましょう。