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【体験】202410_ミッション・ビジョン研究
イナバデザインスクール:ミッション・ビジョン研究
★体験背景
株式会社R.Wで【ミッション・ビジョン研究】に参加したレポートを記載
●目的
■課題
デジタルマーケからキャリアスタートしたこともあり
取り組みが評価されやすいところに目が行き過ぎていると感じてる
■課題解決の仮説
自分が関わる事業がどのようなミッション(=社会提供価値)、ビジョン(=社会に約束する取り組み)
を持っているのか、ユーザーのどのような任務を解決する為に何が提供価値が他社と差別要素あって
それを【どのようにコミュニケーション取るか】と
上流の話を自分が上位レイヤーの人と議論できるようになれると
取り組みに深みが増すだろう
■体験のゴール
ミッションとは何か?
ビジョンとは何か?
を人に話せるようになる
★お通しトーク
●なぜミッション/バリューの話が出るようになったのか?
ブランドと聞くと「エルメス」はイメージがつきやすい
↓
企業/事業→昨今は社会化してきている。利益の発生装置じゃなく、企業価値はお金だけではなくなった。
価値のある会社だと示す必要が出てきている
↓
企業が価値を出すことが問われる=価値創造装置ダ→ミッションビジョンで表現するようになった
↓要は
自分たちは社会にこんな価値を提供している!が今求められているからミッションビジョンを考え始めた
★世の事例
●エルメスの話
■ブランド誕生秘話
エルメスは200年前に馬具公房で下請けやっていた
↓
フランスで一番になったら自分で会社やろう
↓
コンテストかなんかで優勝したから自分の名前でスタートした
■ブランドの特徴
1世代に1つ新アイテムが出てる
クラフトマンシップを徹底している(シリアルナンバーが付与され、修理は作り手が直す)
お客様もここで買う事がブランド化している
■売上
1.2兆円。売上利益3.3千億
●ヴィトンの話
■ブランド誕生秘話
金持ち用のトランク作りからスタート
↓
革に樹脂を塗り、沈没してもトランクを守れるようにというコンセプトが
当時の金持ちにささる
■ブランドの特徴
定番以外のアイテムは一定期間たつとクリエイティブディレクターを変える
新陳代謝がすごい。そして権限委託している。
クリエイティブ(鮮度・刺激)をバック・メゾンに落とし込んでいる
■売上
LVHMグループで8兆円、売上利益2兆円くらい
●何が言いたいか?
ブランドによって誕生秘話→特徴までのつながりが違う
ブランドとは事業/サービスの努力の積み上げによる価値の後付け
↓
それをやれブランディングだ
おこがましくない?先人たちが200年くらいかけてつくってきたものだよ
↓
売れやすい商品に後付けブランディングは厳しい
↓
hogehogeする意味はあるのか?が問われている
↓
Z世代も商品で課題を解決したいのではなく、ブランドで課題を解決したいという意思を感じる統計データ
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★ブランディングとは何か?
●ブランディングとは?
ブランディングは「技術」
↓
会社が価値あるもの、意味あるものだと示す為につかう
↑
思考のフレームがミッション・ビジョン
↓つまり
【文化】と【経済】のはざまと言える
●「文化」とは?
今ここにいて、過去こういうことやっていて、未来こうなるのかと文脈で考えるのが【文化】
その中で特異点をムリヤリ作るのが【経済】
ブランディングデザインする人が最も心がけるのが【文脈】
どこにいて、どのためにどんな未来に向けて何をこだわる
↓
語源ルーツを毎回している
■語源ルーツとは?
車→トヨタ織機が作った
↓なんで
佐吉の母が繊維業やってた
↓なんで
当時は綿花がとれたから
↓なんで?
米を作ろうとみんなしていたが売れなかったから
⇓
その中で土地柄良いものが売れず困った→半田市が「酒」を生み出す
↓
「灘の酒」にかてなかったので「酢」を作る→ミツカンの由来
●何が言いたいか?
ミッション・ビジョンを考えよう
↓
テクニックで考えるのではなく【文脈(=語源ルーツ)】を考えそう
★最後に
ビジョン:景色/目的
ミッション:役割・目的
両方必要だとは思わない
景色を取るのか役割をとるのか、どの観点で感がるのか
↓
使い倒す言葉だから手がかりはシンプルな方が良い
■体験のゴールはしたか?
★当初考えていた事
ミッションとは何か?
ビジョンとは何か?
を人に話せるようになる
↓
★ミッション/ビジョンとは
ミッション→景色(企業、事業としてどんな景色を見せたいか)
ビジョン→役割(企業、事業としてどんな役割を見せたいか)
どっちも大事だが両立しなければならないわけではない。
ただお金稼ごうでは昨今はうまくいかないからキャッシュポイントばかり考えず
ミッション・ビジョンを考えるのが必要
↓どう考えるか?
●自分で事業をやる場合
これ課題だなーとかこれできたらおもしろいのなーと思う
→そのジャンルの語源から調べてどのポイントで特異点が出てきて今後どうなるのだろうか予測してみる
●クライアントワークする場合
まず事業のカテゴリーの語源を調べる
↓
クライアントの事業がどの時流の時にどの特異点を出したくて誕生したのか聞く
↓
未来の時流の中でどういった景色or役割を果たしく会社なのか認識を合わせる
↓
そのためにコミュニケーション戦略を一緒に議論する
↓
取り組みをする前にKGI/KPI設計を伴走する
手間がかかるものの、本来これくらい丁寧に仕事すべきだしそうする
■時流ってどこまで探るのか?
先にミッション/ビジョン/バリューさえ認識合意とれていればそれを元に遡れる。掘りすぎない。腹落ちするところまでで良い