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レビュー

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今までに読んだことのある本のレビューです。できるだけ簡潔に興味を掻き立てるように書いております。読書人口が1人でも増えますように。
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#小説

【レビュー12】コンビニ人間

【レビュー12】コンビニ人間

村田 沙耶香 文藝春秋

芥川賞受賞、タイトルの面白さで迷わず購入。

結論。面白い。
個性とはアイデンティティーとは、物の捉え方、考え方、世間の常識とは?
色々考えさせられる小説でした。

読みやすい本なので軽い気持ちでどうぞ

【レビュー11】何者

【レビュー11】何者

朝井 リョウ  新潮社

おもしろい!

ツイッターをはじめ、既に生活の一部になっているSNS。
誰かに見られる事を前提に書き込むSNSの世界だが、匿名でそこに存在することもできる。

容易く自分を表現できる場所。
本当の自分をさらけ出せる場所。
誰もが気軽に覗ける場所。

アカウントがわかればその正体がわかるSNS。
逆を言えばアカウントさえわからなければ匿名に成れるSNS。

本当のあなたは「

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【レビュー9】塩狩峠

三浦 綾子 新潮社

もう30年以上前に読んだ作品。

当初は読書に目覚めたばかりの頃で、当時の国語の教師に進められて詠んだのがきっかけでした。

あれから人生の紆余曲折を経験し、少しは違う物の見方ができるかと興味をソソられ再読。

物語の大まかなストーリーは記憶と相違なく、若かれしあの頃を想いながら読みました。

やはり名作と言われるには所以があるのだと改めて感じさせられる作品でした。

しかし

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【レビュー8】 代償

【レビュー8】 代償

伊岡 瞬 角川文庫

面白い!
伊岡瞬と言う作家を初めて読みました。
読みやすく情景をイメージしやすい書き方でスムーズに作品に入り込めます。

物語は二部構成で、主人公の悲惨な少年期を描く一部と弁護士に成った青年期を描く二部が上手くリンクしている。

一昔前にマインドコントロールによる監禁事件が巷を賑わせたが、そんなニュースを思い出しながら一気に読みました。

ミステリー好きにはオススメです。

【レビュー7】 代体

【レビュー7】 代体

山田 宗樹 角川書店

山田宗樹さんすげぇー!

難しい。難解なストーリーだけどすげぇー。

肉体と意思。どちらが自分なのだろうか?
肉体は細胞分裂によって常に新陳代謝を繰り返し新しくなっていく。しかし、意思は経験の蓄積により新しくなっていく。

意思が肉体から取り出せたとしたら!?どーします?

肉体が死んでも意識だけは生き残れるとしたら。

物凄いテーマを題材に壮大なストーリーを展開する今作は

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【レビュー6】 イノセントデイズ

【レビュー6】 イノセントデイズ

早見 和真 新潮社

久々に凄い作品だと感じました。

表紙の絵とタイトルが違えばもっと話題になるのかも。
少しもったいない。

物語は主人公となる幸乃が死刑を宣告されるところから始まる。
死刑を宣告されるに足る理由を裁判長は淡々と述べていく。
何となくドラマなどで聞いたことあるような文言で幸乃を断罪していく裁判長。
そして裁判長は最後の言葉を口にする。「主文。被告人を…」
狼狽も反省も感じられな

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【レビュー5】 R帝国

中村 文則 中公文庫

今の世界に少しでも疑問を持っているなら、読むべき小説。

中村文則さんの小説は得てして暗い。
これも全体的に暗く重い内容。
本人も認めている通り、現代政治への痛烈な風刺が込められている作品。
こんな作品が世に出回るだけ、まだ救われるのかもしれない。

読んでいて疲れるし精神的にもやられるが、こんな着眼点を持って生きれたら、少しはマシな人生を送れるかも知れない。

とにかく日

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【レビュー4】 これは経費で落ちません!

【レビュー4】 これは経費で落ちません!

営業畑一筋で暮らしてきた私。
営業のスキルはそこそこ在ると自負しています。
しかし、見識を広げる必要に駆られ経理や簿記の勉強が必要になりました。

どの分野もそうですが、概論というのはその分野を素早く理解するためにとても有効なものだと思います。
そこで経理の勉強の取っ掛かりに好きな小説を利用しようと思い当たり、この小説を購入。

経理の人がどんな基準で物事を考えているのかがよく分かるキャラクター設

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【レビュー2】 ジェノサイド

高野 和明 角川書店

凄いの一言。初めて読んだ時には衝撃が走りました。まるでハリウッド映画を数本まとめて見ているような作品。

アメリカ、日本、コンゴ民主共和国でそれぞれ繰り広げられる出来事が少しずつ絡み合いひとつのストーリーへと集結していく。

それぞれの国が背負っている陰、人が内面に持っている業などをうまくちりばめ、生きるとは何かをリアルに描き出している。

ストーリーの根幹はサイエンスフィ

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【レビュー1】 下町ロケット

池井戸 潤 小学館

ちょっと前に大ブームを巻き起こしたテレビドラマ「下町ロケット」の原作本。元銀行マンという変わった経歴の持ち主である作者池井戸潤らしい視点で、下町の町工場で働く技術者たちのサクセスストリーをドラマチックに描き出す。

一度は志半ばで夢を諦めた主人公。しかし置かれた境遇のなかで夢を叶えようと必死にもがき苦しみながらも違った形で夢を叶えていく。

どんな環境にあっても夢を持ち続ける

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