二児の母で、駆け出しコーチが実際につかってみてよかった育児における魔法の言葉「あら、どうしたの?」
桜が美しく咲いて、ふらっと近くの散歩道の桜を眺めて、新しい季節をしみじみ味わってきた。そんな今日はコーチングを学び、人の話の聴き方を研究している母親として、育児について書いてみたい。
我が家の夕方の日常
私はキッチンで料理をしていて、なんとなく見える範囲で3歳の瑛理と1歳の和葉が遊んでいる。オリジナル設定のおままごとで、ぬいぐるみやレゴを使って、お買い物風やお医者さん風な遊びをしている。
ドン!と音がして、ギャーと泣き声がする。そっちを見ると、明らかに頭からゴツンと転倒した様子の1歳の赤ちゃん、和葉。
それを瑛理が眺めている。兄弟姉妹あるあるな光景だ。
心が殺気だっている時
こんなことないだろうか。妹が泣いているのは、姉がきっと押したから。すぐ横に姉がいて、眺めているから間違いない!こら!なにやってるの!と一方的に叱りつける。
心に余裕がある日曜の午前中ならこんな風に言わないけど、平日の夕方6時ごろ。私の心が殺気だっている時、言ってしまがちなやりとりだ。こんな風に反射的に評価判断して、一方的に怒鳴りつける。
魔法の言葉をつかった時
これではよくないと思い、ニュートラルな関わり方はないかなと本を漁り、見つけたのが"魔法の言葉"だ。
そう。魔法の言葉とは、「どうしたの?」と「そうなんだ〜」だ。
否定的なニュアンスもなく、事実としてなにがあったの?教えて。と。
ケース1が尋問なら、こっちは質問する感じ。さらに、「あなたの気持ちをそのまま受け止めますよ〜」というニュートラルな姿勢がこの言葉には含まれていると思う。
ケース1に含まれるニュアンスは、
「いつもいつも悪いことばっかりして!どうしてそんなことするの!悪い子ね!」だ。
とても批判的で否定的だ。しかも突然、横からしゃしゃり出てきて、悪い子ね!と否定される感じ。こういう言葉かけをされ続けたら、子どもはどういう風に育つだろうか。
さらに、もし本当に揉めていたとして、こんな風に親が介入してくるのに慣れていたら、喧嘩やトラブルがあったら、大人が介入してなんとかしてくれると学ぶかもしれない。自分で状況を説明したり、仲直りする方法を学べずに過ぎてしまうかもしれない。
「どうしたの〜」と「そうなんだ〜」の応答
2つの関わり方を試して、娘の反応を学んで、私は、極力「どうしたの〜」とニュートラルに尋ねるようにしている。もちろん、自分自身に余裕がなくて、ケース1の様にやってしまうことも、悲しいかなあるんだけど、極力!「どうしたの〜?」を使うようにしている。
そして子どもが何か教えてくれたり訴えてきたら
「あぁ、そうなんだね〜そっかそっか〜いろいろだね〜」と言って、フェードアウトする様にしている。
緊急性は高くないと判断して、
こうすると案外、ケロッと泣き止んだ次女と一緒に二人でお買い物風なことが始まったりする。
好奇心と反映
どうしたの〜?とそうなんだ〜は、コーチング的に言うと、好奇心と反映だ。相手に対して評価や判断をせず、知りたい!教えて!という「私の好奇心からあなたのことを教えてください〜」という姿勢のこと。
反映は、起きたことをそのまま、良い悪いはなしにそのまま伝えること。そういうことがあったんだね〜と、相手にボールを返すイメージだ。
このやりとりは会話のラリーにストレスがなくてとても楽しい。娘を見ていると、評価も判断もされない自由な会話を楽しんでいる様子が見て取れる。だれか会話を楽しむ経験となって、人と話すことは楽しい、自分が表現する事は楽しい、何かに取り組む意欲や自己肯定感や自尊感情を高めることにつながってほしいと願っている。
無敵の言葉 どうしたの〜とそうなんだ〜!
子どものとの会話から書いてみたけど、これはどこでも使える。
なにかがあったときに、「どうしたの〜」と尋ねて、「そうなんだ〜」と返す。きっといつもと違う新しいコミュニケーションが始まる気がする。
このセリフ、慣れないので急には使えない。どっか目につくところに書いて貼っておくとことをおすすめする。
我が家の壁。スイッチの横に貼ってある。ちょっとカッコ悪いけど、案外くせになっていい。カー!!!っとした時に目が覚める。
魔法の言葉、とてもおすすめだ。もし意識的に使ってみて、変化があった方がいたらコメントでこの魔法感を共感し合えるととても嬉しい。いいね!ナイスだね!という意味のスキ♡をいただけると、さらに優しい声かけの工夫が探せそうなので、いただけると嬉しい!
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