4000冊の絵本の中から #01〜シンプル系〜
もうすぐ3歳の娘は、生後半年ぐらいから、お義母さんから毎月2冊、絵本をおくってもらっている。
しばしば書いているが我が家がやたら本がある。
生後半年ごろから毎日4~5冊絵本を読んでいる。いろんな本というよりは、同じ本を何度も何度も読んでいる。仮に1歳からとして2年。日々4冊読んでいるとして、のべ4000冊の本を読み聞かせしてきたことになる。種類は少ないけど、同じ本を何度も読んでいるうちに、娘はお気に入りの本の内容を覚えているらしい。
絵本の読み聞かせは親も子も好きなので、今後も続けていきたい。
そんな坂口家の本棚からおすすめ本をご紹介する。
1:もこもこもこ
たにかわしゅんたろう さく・もとながさだまさ え
見開き1ページに単語が1つか、2つ。「もこ」「もこもこ」「にょき」「おぱく」「もぐもぐ」「つん」・・・という擬音語のみ。
くまちゃんが出てきて、買い物でウサギちゃんに出会って・・・みたいなストーリー性はなし。絵もそんなに凝っていないとてもシンプルな絵本。
正直、大人のわたしには最初見た時、「これ、おもしろいの?」と思った。でも、3歳の娘は大好きだ。土らしきところからもこもこ何かが出てきて、それがパクッと食べられて弾けてまた出てくる内容がいろんな見え方をするのかすごくせがまれる。しかもこの本を読む時はニコニコしている。ストーリーを考えなくていいからかな。目の前の絵とにょきにょき、とか、ぎらぎらとか音を楽しんでいるみたいだ。
読む方も楽で、聞く方も楽しそうな、読み聞かせに最適な1冊だ。
2:がたんごとんがたんごとん 安西水丸 さく
がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、、、
この本は一番最初に読み聞かせた本で思い出深い。汽車くんががたんごとん言いながらいろんなものを乗せる。のせてくださ〜いと、ミルクが言って、カップとスプーンが乗ってきて、りんごとバナナが乗ってきて、猫とネズミが乗ってきて、しゅうてんでーす、おりてくださーい という本。
このがたんごとんがたんごとんの音が短調で面白いのか、あかちゃん時代興味を示したので、ずっとしばらくがたんごとんがたんごとんと言っていた気がする。そのせいか、夜寝る時子守唄のように「がたんごとんがたんごとんがたんごとんがたんごとん」と言って寝かしつけていた。
最後のページに、運ばれてきたミルクやカップ、りんごやバナナが、女の子と一緒に食卓を囲むシーンもほっこりする。絵も切り絵のようなテイストがいい。りんごやばななに顔があるのも可愛い。
短い絵本なので、これまた飽きる前に読み終わるのでおすすめだ。
3:まてまてまて こばやしえみこ・案 ましませつこ・絵
おんなの子がハイハイしているところに、いろんな動物が、まてまて〜といいながら追いかけてくる。うさぎ、あひる、うま・・・みんな楽しそうに追いかけてきてみんなでハイハイして、おかあさんにつかまって、みんなでねんねするという絵本。ちょうどハイハイしはじめたころに読んだら、娘にはまって、まてまて〜という言葉を発すると喜んでハイハイしていた。わたしもハイハイで追いかけないといけないルールだったので、この本を読む時は、「ハイハイ覚悟」が必須だった。歩けるようになっても、この本を読むとその時の習慣が抜けないのか、ハイハイのあかちゃんごっこが始まる。
おんなの子と、集まってくる動物たちが楽しそうな表情をしているのが最高に素敵だ!仲間が増えてみんなで行進をするのが楽しくてたまんない!という表情。最後ママにつかまって大きな抱っこをされている顔もいい。
これもまた文字が少なくて大きい。絵もシンプルでわかりやすい。
あっという間に読み終わるけど、一緒に遊び読みができる楽しい絵本だ。
本に馴染みがないことは、すぐ飽きてどっかにいってしまったり、途中で無理やりページをめくられたりする。ちゃんと読みたい親として、長い本はページが思う通りに進まないから少しイライラしてしまう。(体験談・・・)
飛ばされても、飽きられても、ショックがすくない短い本、おすすめです。