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コーチが伝える自分の人生の振り返りツール

自分の「人生曲線」を書いてみた。

いきなり出てきた、「人生曲線」だが、「人生曲線」とは、今までの自分の人生を振り返り、人生の浮き沈みを描く自己分析のグラフのようなものだ。

会社の研修などでやったことがある人も多いかもしれない。心の満足度と年齢を軸として、そのときの出来事が満足度±0(中心)より高いか低いかをつけながらグラフにする。辿ってきた人生の心電図のようなもので、今までの軌跡を見つめ直すために使うツールだ。


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これを書くことで、4つが見えてくる。

1:今までを俯瞰して見ることができる

子どもの頃、転校したり、大学時代に人間関係で一悶着あったり、社会人になって紆余曲折あったり・・・いざ、表にするためにこれまでを振り返れば、色々思い出す。なかなか振り返ることがない自分の人生を俯瞰してみることができる。人生曲線の作成を機会にするのはとてもいい。振り返ることで、あの出会いが今に活きているな、あれがあったからこういう思考の癖ができたと自分の過去から今を深めることができる。

2:どん底に意味があることに気づく

表を書く時に、真ん中より下に曲線がいくことがある。つまずいた時や、凹んだ時のことだ。辛かった時や人生最悪の時のこともある。点で捉えているその時の記憶は、マイナスで辛いものだけど、曲線にしてみると、その時があったから今があるというように、ただ沈んでいるだけじゃないことに気づく。あの経験、辛かったけど、今となってはあの時ああ言ってくれた夫に感謝だな・・・とか、あの期間は絶望だったけど、あれより辛いことはないとその後グッとがんばれたな、とか。
どん底にも大切な意味があったことを気づかせられる。

3:選んだトピックスには価値観のエッセンスがある

曲線の上と下に選ばれたトピックスは、自分が選ぶとても大きなトピックスで、その都度何か学んでいる。山や谷には自分を形作る大切な信念や価値観が隠れている。そのことを思い出して口に出すと、自分を作る大切な要素を思い出して気づくことができる。これは価値がある。なかなか普段では気づけないことだ。

4:書いて人に説明することで、自分の価値観が浮き彫りになる

曲線を見て、どんなことがあったの?と問われ説明する機会があれば、より自分の中の大切な価値観に気づく。10代のトピックスが30代の今に活きていたり、その時の判断基準はずっと大切で今もそれに拠っていたりする。書いてそのまま自分で眺めるのもいいけれど、誰かに話して、「それはどんなことがあったの?」と是非問うてもらってほしい。とんでもない発見があるかもしれない。

この4つの偉大な気づきがあるので、わたしはコーチングを受けてもらう方に書いてもらっている。自分一人でもできる簡単でパワフルな セルフミーティングでもある。

是非一度も「人生曲線」を書いたことがない人は、人生の棚卸しをする感覚で一度書いて、誰か親しい人に聞いてもらうといい。

自分の振り返りにお勧めしたいツール、それが人生曲線だ。


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坂口佳世|ぐっち
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