壁に当たるとすぐ方向を変えるルンバのようなぼくが、あきらめのなかに自信をみつけた話。
「ショウヘイくんってさ、常に自分をおいしく使えるところを探し求めてきたんだね」
コーチとして活躍している坂口佳世(ぐっち)さんとお話しする中で、そう言われて、なんだか妙に腑に落ちたんです。
自分をおいしく使えるところ。
それは、自分の能力が無意識のうちにパッと花ひらいて、それがだれかの役に立つような場所。たしかに、そんな夢みたいな場所を、ぼくはずっと探し求めてきた。
坂口さんはぼくを高速で動くルンバ(お掃除ロボ)に例えてくれたんですが、それがとてもしっくりきました。