ノルマの種類と"優劣" /#31
今月は英語学習に対する気合の入り方がひと味違う...
これまで2ヶ月間は、過去に類を見ないほどに
文法書と単語帳にはお世話になった。
彼らに対しては今でも感謝の気持ちでいっぱいだ。
ちょうど2ヶ月前、それまで挫折を経験していた自身の英語学習に不安を感じざるを得なかった僕に最初に進むべき明確な道を提示してくれた。
僕にとってはかけがえのない存在なのだ。
2ヶ月彼らと共に進んできたこの道のり。
おかげさまで今僕はこれまであやふやだった基礎の土台を間もなく確立しつつある。
毎日彼らを通じて英語と向き合っていくうちにそこで目にする様々な構文や表現などもだんだんと馴染みの深いものに変わって来ているのでモチベーションも上がりっぱなしだ。
ただ今月に入って僕の心情にある大きな変化があった。
このまま彼らの世界観にズッポリとハマり切っていてはいつまで経っても自分の思ったことを自由自在に英語にすることが出来ない。
というのは、彼らの存在を"前提"としてインプットを続けることによって彼らの世界観に囚われた自分の表現も固くなっていってしまうからだ。
彼らから得た知識をどうにかアウトプットしたい
その気持ちが仇となり、本来ならば既に自分が知っている簡単な言葉で表現出来る場合にも対応出来なくなる。
それが、彼らをベースに2ヶ月間インプットとアウトプットの練習を積み重ねた僕が初めて実感したことだった。
そこで僕はこれまでの学習に新たに
学んだ知識を"言い換える"練習を加えることにした。
これまでに愛用して来たその単語帳の復習を行いつつも、同じ意味を示す表現が他にもないか出来る限り検討。
そしてその分当然ながらこれまで以上に時間がかかる。
ちょうど今月から
英単語帳の最後のページに記載されているこの復習プラン通りに今までの知識の復習に取り組んでいるのだがやはりこれまで通りの復習感覚ではない。
先月までのノルマ学習時間(5時間)だけではこの復習プランにどうしても間に合わず、
移動時間も帰宅後も半ば強制的に単語帳を開いて復習を行っている。
ここ最近の毎日はパンパンだ。
しかし、今のこの自分の状況において思うことがある。
それは以前よりもイキイキして英語学習に打ち込めているということだ。
昼間のカフェでの学習もこれまで以上に集中が止まらない。
カフェにいる間、休憩を2回挟めばもう5時間時間が経過しているということも多くなった。
つまりは、ノルマ時間の達成を意識しながら学習を行っていた先月よりも、日々積み重なる実質的な量の達成に向けて学習を行っている今月の方が集中しやすいし学習効率もおそらく向上しているのだ。
先ほどその理屈を自分なりに考えてみたところ
自分でもすごく腑に落ちた感覚があった。
今回のような"実質的な"ノルマというのは
具体的な形としていつも自分の目の前に居座り続けている為、
常にその現状を更新し続けない限り前に進んで行くことが出来ないという強烈な目的意識が潜んでいる。
しかしその一方で時間のノルマは、どこまでいっても目に見えないもの。
その為、日々の学習を積み重ねていく中で今実際どれほど1日の学習量から遅れが生じているのかが圧倒的に掴みづらい。
さらにはそのノルマとなる学習時間以外に学習を行う強烈なきっかけなども見えて来ないのだ。
まだ今月始めたばかりなのだが
今の自分にとってはもう時間のノルマというのは1つの"目安"に過ぎない存在となった。
先月のようにそれが毎日の"目標"ではなくなっている。
そしてその分、自分の学習自体もよりスムーズに
よりハツラツと前進している感触が強くある。