TOEIC模試4回目の復習
己の弱点の"本質"が見つかったからといって
その弱点に該当する全ての問題に対して正確に判断出来るようになるとは限らない。
たとえその本質が"決定的"だと思えたとしても。
いくら目の前の問題を深く解析して
そこから重要だと思える本質が得られたと思えても
それはあくまでも弱点の"共通部分"であって
その先も例外なく通用するような完全無欠な"解決策"だというわけではないということ。
今日、模試の復習中にふとそんなことを痛感した。
今回に限らず自分は模試を復習する際によく
誤答した設問それぞれに対して誤答してしまったその理由を明確に探っている。
間違えた設問を復習してただ学びを得ているだけではそれらの自分の失敗が次の機会で"機能する"ことは少ないし、役に立つのはせいぜい同じような表現がまた別の試験に現れた時ぐらいだからだ。
知識を蓄えるだけではなく
間違えた設問に共通する自分の弱点をぜひとも炙り出したい、その一心で復習に取り組んでいる。
その意識の下で取り組むとやはり
だいたいは共通の原因でミスしている確率が高いということが分かる。
まさに本質となる自分の弱点を認識した瞬間である。
しかし今回の模試を採点してみると
前回までに導き出した自分の弱点がまた同じ形で現れて来ていた。
今回の模試での時間配分はほぼ完璧だった。
初めて時間内に全ての設問を解き終えることが出来、焦りもほとんど感じずに設問に対して冷静な判断が出来たように思う。
ただそれでも自分のお決まりの弱点がいくつか散らばっていた。
本番中あれだけ落ち着いて設問に向きあったはずが。
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 Test1
得点 L 83/100 R 73/100 概算TOTAL740
良い時間の使い方はだんだん分かって来ている。
これからどれだけ正答率を上げていけるかだ。
よって、このまま模試を連続的に解くことは今解決すべき問題に対する得策だとは言い難い。
このままのペースで知識を蓄えていくよりも
今は設問に対する向き合い方に焦点を当てていくべきだと思った。
今回にも前回と同じ自分の弱点が目立ったことに対してどうアプローチしていくべきか?
今日は間違えた設問に対してだけでなく
正解出来た設問に対してもなぜその設問を正解出来たのか追跡してみた。
すると意外にも
自分の弱点から生まれたミスがある一方で
その同じ弱点を克服したことで正解出来ていた設問もいくつか存在していたのだ。
これによって今回自分が必ずしも
自分の弱点を克服出来ていないわけではないと分かる。
いくら自分の弱点が絡んだ問題だとしても
その弱点を克服したものもあればそうではないものもある。
間違えた設問には弱点の要素以外にまた別の要素が絡んでいたようだ。
それは時間に関する問題でも
長文の意味理解に関する問題でもない。
分析してみるとどうやら"状況判断"が関係しているよう。
さて、どうすればこの感覚を研ぎ澄ましていけるか?
明日明後日は模試を解く作業を中断して
これまでの模試をもう一度丁寧に復習しつつ
適切な状況判断を形づくる主語や関連語、接続詞など様々な要素に注目し、また新たな視点に切り替えて問題に取り組んでいこうかと思う。