日本三景松島へ「夢か現実か、キオクを確かめに」女一人旅。グルメも青森、仙台、松島と駆け回って満喫!
5日間の一人旅のここまで
初日。
諸事情で滞在1時間になってしまった山形。そして秋田の地酒とグルメ
二日目。
大雨の秋田からリゾートしらかみで青森へ。またまた地酒とグルメ
そして、今回は三日目の旅日記です。
朝から海鮮三昧! 市場で「のっけ丼」堪能!
3日目は、宿から徒歩数分の「青森魚菜センター」で
自分だけのカスタマイズ海鮮丼を作るー!
営業日や時間を確認してから行くのをオススメします。
こちらで確認できます。
「のっけ丼」は、ご飯の入った丼に好きな海鮮を乗せて、自分だけの海鮮丼を作るエンターテイメントグルメ♪
チケット12枚で2,000円。
まずはこれを受付で購入。
1枚170円のバラ券もありますので、12枚で微妙に足りない場合は、受付へ行ってバラで1枚とか2枚買うのもありだと思います。
チケットを買ったら、まずは1番というお店で丼にご飯を入れてもらって、チケットを1枚消費。
その後は、市場を回って好きなお店で、「のっけ丼用」に小さな器などに入れて、チケット1枚とかチケット2枚とか表示されているのを見ながら、12枚のチケットをうまく消費してカスタマイズ海鮮丼を作っていきます。
最初はケチケチして、1枚消費のものばかり乗せていたのですが(笑)
結構、乗せられます。
完成した私の「のっけ丼(海鮮丼)」はこちら!
ウニも乗せればよかったな〜
とか、
本マグロ多めにすればよかったな〜
とか、後から思った(笑)
また行きたい。
こうして自分だけの丼が完成したら、市場内にある机と椅子が設置されているスペースで食べることができます。
机と椅子は結構ありました。
朝だから空いていたのかもしれない。
てか、朝ごはんにこれは、やばい(笑)
美味しすぎた。幸せだ〜
普段は、朝からこんなに食べないのに旅に出ると、どうも食欲が増すねw
市場には新鮮な魚介類が並んでいるので、買いたいな〜
とも思ったのですが、持って帰れないし、自分宛に送っても受け取れないので、視察するだけにしておきました。
美味しい朝ごはんを食べたので、ホテルへ戻って出発の準備をします。
毎度弾丸ですが・・青森から仙台へGO!
今回利用している「大人の休日倶楽部パス」は、連続する5日間乗り放題!
それだけでなく、指定席が6回分ついています。
(この切符についてはまた別記事にします)
6回分の指定席を有効に使うため、最初に5日間の行程を綿密に作り、指定席もその時点で取っています。
なので、大幅な変更はしないようにして旅を始めました。
この行程作りが旅のキモとも言えるんですよね〜
「一人旅初心者のための電車旅ガイド」にもこのあたりを詳しく書こうと思っています♪
で。
3日目は一旦長野へ帰るので、今日も大移動(笑)
まずは、新幹線に乗るため青森駅から新青森駅へ奥羽本線(おううほんせん)で移動。
移動時間は5分です。
9:53 新青森発 はやぶさ16号 指定席3回目使用。
11:29 仙台着
乗車時間は約1時間半。
そこそこ近いよね。
今回、仙台ではランチだけ食べて、この後、どうしても行きたい松島へ向かうのです。
この松島を行程に入れたことで、かなり時間がギチギチ(笑)
松島へ行った後また仙台へ戻ってくるのでキャリーケースを駅のコインロッカーへ預けます。
が!!
なんと、いっぱい!!
マジかーーー。
やばいーーー!
大きな駅だと、コインロッカーのどこが空いているか見られるモニターとかがあるのだけれど・・と探してみたら、仙台にもあった!
反対側にあるロッカーは空きがあるみたいだから、大急ぎでそちらへ回る。
が!!!
大きめのロッカーしか空いていない。
マジかーーーーー!
まあ、仕方ない。
今回はSSではなくSサイズのキャリーケースで来たので、一番小さいところには入らず、ちょっと高いけど、仕方ない大きめのところへ入れました。
それも、1つか2つ程度しか空いていない!
危ない危ない。
仙台の市場で生牡蠣と昼飲み
仙台には横丁がいっぱいあるとのことなので、ここで昼飲み兼ランチ・・
といきたかったのですが・・
コインロッカーを探していたら12時になってしまい・・・
目当ての横丁に着いた時には、会社員の方達でいっぱい!
横丁で昼飲みが叶わず、ランチどうしよう・・・
仙台だし、奮発して牛たんもいいな・・と思ったけれど、ちょうどランチタイムでどこも混んでいる・・・
仙台駅へ戻りながらGoogleマップを見てランチできるお店を探していると・・・
少し脇道に入ったところに「市場」の文字を発見!
こんなところに市場があるの???
事前にネットでいろいろ調べた時は、わからなかったけど・・
どんなところだろ・・・
行ってみたらかなりの賑わいです。
こんなところにも市場があったなんて知らなかった!
道路の両側にびっしりお店があり、建物の中も結構な奥行き。
その市場内で好きなお魚を捌いてもらって、ご飯を別に購入してカスタマイズ定食みたいに食べることができます。
それもよかったのだけれど・・
朝ごはんを丼で食べているので(笑)そこまではいらない感じなのよね〜
悩みながら歩いているとお寿司屋さんを発見!
いいじゃん! と思ったけれど、行列・・・・
お?
お寿司屋さんの並びに「仙台牡蠣市場」なる暖簾が!
生牡蠣、焼き牡蠣が食べられるとのこと。
値段は、250円と350円。
大きさにより違うみたい。
美味しかったーーー!!!
画像だと伝わりにくいですが、250円の小さい方でもかなり大きめです。
焼き牡蠣も食べてみればよかったな・・・
さすが市場!
なんか、もう、この牡蠣を食べられただけで満足なんですけど(笑)
なんて思いながら、ちょっとブラブラ歩いていると・・・
すぐ近くで怪しげな(失礼!)飲食店街を発見。
市場の建物の一角にある地下です。
恐る恐る地下へ降りていくと、数軒がランチ営業していました。
念願の(笑)昼飲みができそうな店を発見。
よし! ここにするか!
ガラガラ・・
扉を開けて入るや否や、「飲みでいいですか?」と聞かれるww
見透かされた!! と焦ったのですが・・
どうやら、ランチが終わってしまったらしく、ランチはないですの意味だった(笑)
ってことで・・
朝から丼を食べたので、昼はこれくらいでちょうどよかった。
お腹に余裕があれば、もう一品くらい何か頼みたかったけれど、腹も身のうちと言いますから。
ごちそうさまでした。
では、次の目的地「松島」へ向かいましょう。
夢か現実かを確かめに・・いざ松島へ〜途中で意外な出会いも
目的地である松島へ行くには、仙台駅から「仙石線(せんせきせん)」に乗ります。
ところが・・
この仙石線の乗り場が全くわからず・・・かなり焦りました。
結果的には、新幹線ホームから出た改札を降りた下に別の改札があったのだけれど、駅はごった返しているし、わかりにくかった〜!!!
しかも、この仙石線の改札を見つけたは良かったが、改札から地下へ降りて行き、ホームまでが遠かった!
仙石線は本数が限られているので、乗り遅れたらやばいと焦りました・・・
そうして、やっとホームに辿り着いて、列に並んですぐに一人の女性に声をかけられました。
「すみません。この駅に行きたいのですが、この電車で合ってますか?」
(地元民に見えたのかしら。)
「私もよそから来たのでわからないんですよ・・」と答えながら、他の並んでいる人に助けを求めた。
JKは少々だるそうに、「え!?・・」って顔(笑)
学生なら絶対地元の人だと思ったんだけど。
そしたら、少し後ろの方にいた女性が私もその駅まで行くんですよと声をかけてくれた。
よかった〜
そうこうしているうちに電車が入線。
混んでいたが、先に乗った私の隣が一つ空いていたので、先ほどの女性に「ここ、どうぞ」と声をかける。
歳のころは80代くらいだろうか。
その女性は私の顔を見て
「あら、さっきの・・」とにっこり笑って私の隣に腰を下ろした。
キャリーケースを持っていたので旅行かな?と思い、
「どちらからいらしたんですか?」
と尋ねると
「沖縄です」と言う。
沖縄!?!?!?
「それは随分遠いところからいらしたのですね!」
と言うと
「この後、フェリーに乗って苫小牧へ行くんです」
と笑った。
苫小牧!? え???
「日本の端から端までですね!」
と私が驚いて言うと笑っていた。
「私は長野から来たんです」
と言うと
「あら。じゃあ、私と同じ一人旅?」
とおっしゃるので、この方も一人旅で沖縄から北海道へ行くらしい。
いやはや・・お元気で驚くばかり。
沖縄は長寿県だとは知っているけれど、ただ長生きなだけでなく、自分の足で歩いて、自分の行きたいところへ行く気持ちの持ちようがすごい。
これこそ、理想的な歳の重ね方だ。
沖縄から北海道なら、飛行機だと思うが、この方はどこまで飛行機で来たのかな。
なぜ、仙台からフェリーなのかな。
色々聞きたかったが、そんなに根掘り葉掘りも聞けず(笑)
そうこうしているうちに、その女性が降りる駅に着いた。
「降りる駅、ここですよ」と言うと
「あら。そう? 本当にみんなに助けてもらってありがたいわ〜。ありがとうございました。」
と言いながら、先ほど仙台で"同じ駅で降りる"と言った女性の方へ歩いて行った。
スマホもうまく使えないらしく、「この駅に行きたい」と言って見せてくれたのも、紙のメモだった。
それでも旅なんてできるんだよな・・・。
今の時代はスマホでなんでもできるから便利だけれど、それに頼りすぎていて、ある意味怖いとも思う。
電池が切れたら・・
スマホが不具合起こしたら・・
電波がなかったら・・・
そんな時でも、行動できる心構えは持ち合わせていたいものだなと思った。
そんな出会いも一人旅ならでは。
だから一人旅はやめられない。
おかげで仙台駅から40分もあっという間に感じた。
そして「松島海岸駅」に到着。
今回、どうしても松島へ寄りたかったのは理由があります。
実は、松島は子どもの頃一度だけ来たことがあるのです。
おそらく小学生だったと思います。
私の父は岩手県出身で、父方の祖母に会いに行く際に立ち寄ったと記憶しています。
当時、乗り物酔いがひどかった私は、長距離移動は苦痛でしかなく・・・
良い思い出はほとんどありません。
(だから、旅なんて全く興味なく生きてきたのですが)
そんな中で、唯一「衝撃を受けた」記憶がこの松島にあります。
前後の情景は覚えていないのですが、パッと開けた場所に出た時に、滝に打たれたような目の覚めるような、なんとも不思議な感覚になったのでした。
この世と思えないような・・天国のような・・そんな景色に出会った・・とでも言いましょうか。
しかし、あまりにも昔のことなので、それが現実だったのか夢だったのか、はたまた思い出補正がかかって記憶が捻じ曲がっているのか・・・
そして、なぜ何十年もの間、私の中に記憶として残っているのか。
ずっと気になっていたのです。
さて。いよいよ、確かめる時が来ました。
近年、旅好きになってから、いつか一度行ってみたいと思っていた松島。
ネットで検索しても私の記憶している風景は出てきません。
夢なのかもしれない・・・
と、覚悟もしていました。
唯一の頼りは、微かな記憶。
事前に調べたところ、この赤い橋がかかっている島は複数ありました。
でも、どの島だったのかは記憶していません。
手がかりとしては、開けた場所がある島。
それだけ。
あまり情報もなかったのですが、ネットで見ておそらく「福浦島(ふくうらじま)」ではないかと検討をつけて行ったのです。
こんなに長い橋じゃなかった気がして、もしかしたら、他の赤い橋だったのかもしれない・・
期待と不安が半々のまま渡りました。
福浦島へ渡るためには通行券200円を購入して渡ります。
252mの福浦橋は素敵な縁に恵まれる「出会い橋」とも言われているそうです。
たくさんの良い出会いに恵まれますように(笑)
まあ、もうこの三日の旅で素敵な出会いが2回もありましたけどね。
島は県立自然公園となっているようで300種以上の植物が自生しているんですって。
遊歩道が整備されていますが・・
大自然だらけです。
ですので、歩きやすい靴で行くことをオススメします。
私が行った時は、前日に雨が降ったのか、あちこち湿っているし歩きにくかったです。
島の遊歩道をぐるっと全部回っても50分ほどとのこと。
私はそんなに時間がないので、目的の場所と思われる「多目的広場」を目指しますが、途中で道を間違えてだいぶタイムロス(・_・;
迷うほどでもない場所を迷って(笑)
辿り着いたのがここ。
おそらく、ここでしょう。私の記憶の場所は・・・
実際に行ってみて
"やっぱりあったのか!" とホッとした気持ちと
"思っていたのとちょっと違う" と言う困惑と
両方です。
私の中のイメージでは、もっと断崖絶壁を抜けた先に急にガコーンと開けた平らな場所が現れる・・・感じだった。
ちょっと極端に言うと「天空の城ラピュタ」のようなイメージでした。
自分の本物の記憶と、のちに見た映画の風景が重なって記憶として定着したのかもしれません。
苦しい思いしかなかった長旅の記憶の中で唯一の(?)良い記憶がこれでしたから、補正がかかってしまったのでしょうね。
ちょっと大袈裟な記憶になっていたわけですが
すごく良い場所でした。
これが青空だったらもっと素敵な景色だと思いますが、風もなく穏やかで私のモヤモヤしていた記憶もスッキリ。
実際の現地に行ってみたけれど、なぜこんなに長い間、自分の中に記憶として残っているのかその理由までは掴めませんでした。
それでも、本当にあったとわかっただけでも行って良かったと思います。
再び、赤い橋を通って戻ってきました。
たくさんのホテルが見えます。
日本三景の一つである松島。宿泊して朝日なんて見られたら最高でしょうね。
さて、せっかく松島に来たので、グルメも忘れちゃいけません。
ということで、笹かま焼き体験です!
何箇所かあるようですが、こちらのお店で体験しました。
一旦、帰ります(笑)
笹かま手焼き体験で思いの外、時間がかかったので、急いで駅へ戻ります。
何せ、仙石線は時間によっては本数が少ない。
無事に戻って来られました。よかったよかった。
さてさて。
5日間乗り放題の「大人の休日倶楽部パス」の旅、3日目が終わりに近づいています。
コインロッカーからキャリーケースを取り出して、新幹線のホームへ!
17:22 仙台発 はやぶさ110号 指定席4回目使用。
ビールを1本飲んでまったりしていたら・・
18:31 大宮着
仙台からは1時間強。あっという間じゃ〜
乗り換え時間はあまりないので急いで移動。
18:49 大宮発 かがやき515号 指定席5回目使用。
あさまの自由席でもよかったんだけど・・
この時間だと混んでいる可能性があるのと、乗り換え時間に余裕がないので、予め指定席取っておきました。
大人の休日倶楽部バスは6回分の指定席も込み。指定席は残り1回です。
19:44 長野着
さすが、かがやき!! あさまよりずっと早い!(笑)
三日間、あっという間だったな〜
楽しかったな〜
旅が終わっちゃうの寂しいな〜
そんな気持ちで帰ってきました。
大人の休日倶楽部パスは連日する5日間が乗り放題。
残り2日ですが、4日目となる明日は、急遽仕事になったので、ちょっと勿体無いけれど旅はお休みです。
そして5日目は日帰り旅に行ってきます。
まあ、この最終日がえらいこっちゃ・・だったんだけどね・・それは次回。
最後に。 「いつか・・」は、あるかわからないから
今回、松島へ行ってきて本当に良かったです。
45年ほど前の記憶。
大きな気掛かりではなかったけれど、ずっと心のどこかで気になっていたこと。
「いつか行きたいな」
と思っていたけれど、「いつか・・」なんていつ来るかわからない。
待っていても向こうからチャンスが来るとは限らない。
何事もそうだけれど、「いつか・・」なんて言ってないで「行く」「やる」は自分から決めるものなんだ。
決めれば、自ずとそれに向かって進めるようになる。
「お金が貯まったら・・」
「子どもが自立したら・・」
「仕事が落ち着いたら・・」
と言っているうちは、何も起こらない。
それに・・
「いつか・・・・・・」なんて言っていて、いざその時になったら歳を取って足腰が立たない、坂や階段を登れないなんてことだってあるかもしれない。
行きたいところがあるなら、今すぐにでも計画すべし。
やりたいことがあるなら、具体的に書き出してみるべし。
そうすれば、実現するために何が必要で、今何をすべきかが見えてくるはず。
そんなことも、旅をしていると感じるのです。
『おまけ』
仙台で新幹線に乗ろうとしたら、「East i (イーストアイ)」が停まっていた!
ちなみに、イーストアイは、検測用車両です。
ドクターイエローの方が有名だと思うけれど、目的は同じ検測なんですよね。
たまたま、駅に停まっていて、この後、すぐに発車しちゃったので写真撮れてラッキー!
次回は新潟一人旅に行ってきます。