コロナ禍が明けて教育の在り方を見直すいま

前回の投稿から気がついたら2年が経過していた。
あっという間のコロナ禍だった。必死にやれることに取り組んだ記憶。

その間に異動もあり、保有免許も増えた。
今回の異動も公募制人事で異動した。中高一貫校から高等学校へ異動。試験を受けて合格して、働きたい場所で働けている。前の学校も大好きだったから寂しさはあるけれど、自分にとっていちばん良いタイミングで異動できたと思う。
いまの勤務校は、進学校で部活も行事も盛んなところ。まさに中堅の今、来るべき学校に来たという印象。やらせてもらえることがたくさんある。
実は昨年度異動しているので、今年で2年目になった。去年の反省もたくさんあり、見えてきたことも分かったこともたくさんあり、今年はまた新しいチャレンジをしたい。

コロナ禍でICTの導入が一気に進んだ。GIGA世代も高校生になって、学校にタブレットPCを持って来ている。オンラインにもオンデマンドにも積極的なチャレンジしたこの2年間。「とりあえずやってみよう」精神は今も健在である。

やってみた結果、便利だと分かったところもあるし、自分のスキル不足で活躍できなかったものもある。だから、勉強をしようとプログラミング教室に通い始めた。加えて、情報の必修化という大きな転換点にも差し掛かったので、それなら、と情報の免許を取得するために大学に通った。通信制課程ではあったが、案外あっさり免許が取得できた。
10月入学というイレギュラーな入学だったけど、1月の試験で全ての単位を習得できた。
正直拍子抜けだったし、免許をもっている=教えられる、ではないことを改めて実感した。わたしは公民科の教員で、普段は政治・経済を担当しているが、地歴の免許と中学の免許も持っている。だからと言って歴史や地理が教えられるかと問われたらNOだし、倫理でさえ自信ない。
でも免許がこんなにあっさりとれるなら、と、今年の4月からはまた英語の免許取得のために通信制課程に在籍することにした。どうなるかは分からないけど、新たなチャレンジの1年である。

情報の免許をとったのもあり、元々ICTが得意なこともあり、今年はICTリーダーにも就任した。こんなわたしがリーダーでよいかは疑問だが、責任を持って役割を果たす所存だ。
昨年度から分掌は、探究的活動に関わるところに所属している。いまの勤務校は4000字の論文執筆が最後の成果物になるので、そこに向けての指導のために奮闘中である。ワクワクするような楽しい探究活動ができるようにしたい。

コロナの期間は、「学校とは?」の問いに何度もぶつかった。2020年の3月、世の中全てがストップしたとき、あまりに悩みすぎて8キロも体重が落ちたくらいである。
世の中には「コロナ太り」なんて言葉があったけど、わたしはコロナでノイローゼになって痩せた。本当に、いろいろ、悩んで悩んで考えた3年間だった。
働き方も見直したし、教育とは?という問いへの答えに何度も向き合った。考えれば考えるほど、自分の在り方生き方も見えてきた気がする。

そして昨今のAIの登場が、私たちに新しい問いを突きつけている。これからの教育とは?この問いへの答えをまた、見つけるために自分に向き合っていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?