IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は誰にお願いすべき?
「証券マンや銀行員ではない人に、お金の事で相談をしたい」という時に最近は独立系の金融アドバイザーが一つの候補になっていると思います。一方で会社数もアドバイザーも多々ある中で、誰に頼むのが良いのでしょうか?
その答えとして、アドバイザーの能力や姿勢を見極めることが重要になりますが、あえて一つだけ質問をしてその人の知識レベルや人となりを判断するとしたら、「具体的な商品を一つ選択して、その商品に関するリスクを説明してもらう」ことを試されてはいかがでしょうか?
ここでいう商品は投資信託でも個別債券でも、ETFでも構いません。銀行の窓口に置いてあるようなパンフレットでも良いので一つを選択し、「その商品に付随するリスクは何があるか?またそのリスクをどう考えているか?そして仮に商品設計に不備があると考える場合、他のどのような商品の方が適切か?」という点を伺えば、そのアドバイザーの知識レベルやノリ要素が強いアドバイザーかどうかなども分かると思います。
独立系、独立系といっても真の意味の独立系では無く、ビジネスモデルとして提携するネット証券会社からの収益還元に依存していて、そのためにより還元率(手数料率)の高い商品を販売したいインセンティブが高い人もいるかもしれません。
または既存の証券会社で仕事がうまくいかず、やむを得ず独立系アドバイザー会社に転職した人かもしれません。
アドバイスを求めてその対価を支払う以上、優秀と思われる人と付き合いたいと思うのは、どなたでも同じはずです。その判断として、個別商品のパンフレットを使って、ケーススタディをしてみるのも一案と思っています。