【書評】ハーバード人生を変える授業
2015年の文庫版を読みました。
ハーバード人生を変える授業(著者:タン・ベル・シャハー 訳者:成瀬まゆみ)だいわ文庫287-1G
これは、何回も読んで、自分の意識改革しています。
週3回、1回30分間の運動を行うことは、抗うつ剤を服用するのと同じような効果がある(18ページ)
仕事が早く終わった日は、仕事帰り1時間散歩をするようにしました。
他者の役に立てば立つほど、私たちの幸福感は大きくなっていきます。(32ページ)
他人より優位になるという相対的な幸福感は際限がないため、いずれ不幸感に陥ります。人に感謝される絶対的な幸福感を追求したい。
コーピング(失敗の危険を冒しながら、困難なことに積極的に対処すること)が自信を強める(53ページ)
仕事上で何かを行うか否かで悩んだ際、20代の頃は悩んで時間が過ぎていましたが、40代の今は行う方を選択します。「志士は溝壑(こうがく)にあるを忘れず、勇士は其の元(こうべ)を喪うを忘れず」の精神です。
完璧主義と最善主義(現実の制約の中で最善を尽くそうという考え方)…完璧主義と最善主義の一番の違いは、前者が現実を拒絶する考え方であるのに対して、後者は現実を受け入れる考え方だということです。(58ページ)
人生の経験値が溜まってくると、完璧主義ではいられなくなります。ただし、何事にも「あるべき姿」があるので、それに向けての改善は常に行いたいです。
自分の発言を尊重することは、自分自身を尊重することになる(77ページ)
発言したことは、実施したい。部下の発言も、実施したい。
最高の出来事が起こるのではありません。起こった出来事を最高のものにできる人がいるのです。(96ページ)
ポジティブ思考。万事塞翁が馬。
定期的に休息し回復する時間をとるだけで、精神科でもらう薬と同じような効果がある(105ページ)
子供が小さいときは、子育ての休息がない。回復する時間をとるためには、家族の協力が必要。
自分たちの無知を心から受け入れることができたら、知らないものに対する不安を、畏敬や驚きという感情に変える準備ができます。世界、そして人生を、奇跡に満ちた物語として見直すことができるのです。(146ページ)
不安はストレスになる。人生で分からないことは多いため、分からないことを「不安」と感じるのではなく、「すごい」って感じることが大事。
ビジネスとは決断だ。決断をしなければ失敗もない。私のいちばん難しい仕事は、社員に決断するようにうながすことなんだよ。(187ページ)
仕事は数学ではないので、いくら考えてても答えはない。情報がなければ狙いは定まらないが、腰だめで撃つ。撃つことが大事。
自分が人生で何をしたいのかを知り、次にその欲求に素直になる勇気をもつことが必要です。(211ページ)
論語は、50にして天命を知る、となっています。自分がしたいことリストが宝物。