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「スピノザの診察室」by 夏川草介
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作者は「神様のカルテ」で有名であるが、この本は今年の本屋大賞のノミネート作品の1つである。
この本では、最期を迎えている患者がたくさんでてくるが、街の病院で働く医者の日常なのだと思う。自分の父親も90歳を超えて、そういう患者と同じ立場のため、「命と向き合うということとは何か」ということを考えながら読んだ。
そうした厳しい状況でも、祈りと希望を感じることができる内容で、読んだ後、心が穏やかになったような気がする。
また、主人公は京都市に暮らしていて、大の甘いもの好きで、「矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅」に目がない。自分もあんこ系の甘いものが好きなので、昨日阪急梅田本店で、阿闍梨餅10個を買ってきた。
正直本屋大賞は難しいのではないかと思うが、エンターテイメントとして面白かったので、5/5です。