「流浪の月」by 凪良ゆう
2020年の本屋大賞受賞作で、文庫本になった際、家族がその文庫本を買って読んだ後、自分に「読んだら」とくれたのが2022年だった。何回か読もうとしたが、その文字の小ささにこれは年寄りには無理なレベルだと諦めていたが、やっぱり読んでおきたくて、改めてKindle版を購入し、字を大きくして読んだ。
正直なかなか重たいテーマの小説で、全体として苦しい気持ちで読んだが、それでも最後は明るい展開があるのではないかという希望を持ちながら読み進むことができた。
性被害、ロリコン、性器障害、DV、非正規社員問題等、現在の社会的な問題をたくさん描きつつも、最後は将来的に勇気を与えるような締めくくり方で終わったので、なんとか救われた思いだ。
本屋大賞で評価が出ているが、自分としても5/5だと思う。
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