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こうすれば合格できる!の受験勉強法を伝授

前回のnoteは、特に大学受験に対して不安になったときには、受験で合格を手に入れたあとに得られる人との出会いに期待を膨らませて、前向きに取り組んでほしいな、という思いで書きました。

とはいえ、せっかく受験するなら、合格を手にしたいもの。そして、それができるかわからないから不安になるわけですよね。そんな人へのアドバイスにちょっとでもなれたらいいな、という思いを込めて、今回は受験ネタで続けて、私の受験勉強法を公開します。これまでに九州大学、東京大学大学院への合格、国家公務員Ⅰ種採用試験(当時の名称)の合格など、数々の受験で合格を手にしてきた私は、今や勉強時間さえ十分に確保できれば、どんな試験にも合格できる自信を持っています。とはいえ人生最初の大学入試は全滅でした。そんな「受験大失敗」の人生からどういうふうに大逆転していったのか、書いてみます。



●受験の捉え方を変える

まずは「受験をどう乗り切るか」の攻略法の前に、「受験をどう捉えるか」の考え方から変えてみましょう。

みなさんは「受験勉強」って聞くとどんなことをイメージしますか?答えがひとつしかない問題を解く訓練によって創造性や個性が失われるとか、テストの点数では能力ははかれないとか、そんなマイナスイメージを抱く人は多いかもしれません。確かに、テストでよい点をとって合格するためだけを目的にするなら、悪いイメージを持っても仕方ないと思います。でも、それによって、受験勉強をイヤイヤすることになったら、モチベーションも保ちにくいです。

●受験の3つの闘いとは

私も最初は受験をそんなふうにマイナスに捉えていたんですが、あるときから受験勉強に対する考えが変わりました。それは高校を卒業して、浪人して、予備校に通っていたときのことです。高校3年時に受験した大学は、滑り止めも含めて全滅で、行くところがなかったので、浪人していたのです…。その予備校の先生から「受験勉強は3つの闘いである」と聞きました。

ひとつは自分との闘い
ひとつは他の受験生との闘い
そして最大の闘いは、問題作成者との闘い

って言われたんです。

最後の「問題作成者との闘い」がポイントです。受験で高得点をとることは、「問題作成者の意図を読み取る訓練をしている」ことになると思うんです。テストを作成しているのは人(問題作成者)です。人である以上、意思があるわけで、作成者が「これは知っておくべき」だと思っていることがテストの問題になり、その作成者が「答えはこれになる」と思っていることがテストの答えになります。なので、過去の試験問題などを分析して、この大学、団体、会社の問題作成者はどんな分野を重要視していて、どんな問題が出そうか、とあたりをつけたり、問題を解きながらここではこう回答してほしいんだろう、こういうふうに間違えさせようとしているんだろう、と推測したりすることは、人の意思・意図を読み取るよい訓練になります。そして、その能力が磨かれる結果、日常生活で人と関わるときにもけっこう活かされると思うのです。

●物事を多面的に見る訓練に

最初は「いやなもの、悪」だと思っていたものを違う角度から見てみると良い面が見えてくる、ということを知った、人生「初」の経験だったような気がします(ちょっとこじつけ?)。でも、嫌でもなんでももう一度大学受験はしようと思っていたので、それなら「受験はいいもの」と捉えてみよう、と考えたんです。そのときは、あまり深く考えずに考え方を変えたわけですが、大人になって、色々学んで、物事にはどんなことも良い面・悪い面の両面がある、同じく人も良い面・悪い面の両面がある、同じ物、人を見ても考え方次第で、悪いと思っていたものを良いに変えられる、ということが意識できるようになりました。

●では受験勉強はどうする?

というわけで、前置きが長くなりましたが、マインドをまずリセットしてから受験勉強に取り組んだ方がよいです。その後、問題作成者と闘うために、過去問を手に入れます。可能な限り多く手に入れます。たとえば私が九州大学の受験をしたときには、予備校がたくさんの過去問を提供してくれました。国家公務員試験のときには、書店で販売されているものや、通信教育の教材で手に入れましたし、技術職の専門試験の過去問はそういったところでは手に入らなかったので、人事院に情報公開請求をしましたよ。知り合いの先輩などで過去に受験した人がいたら、人づてに手に入れるのもよいかもしれません。東京大学の大学院入試のときにも、過去問の販売はされていて、そこで購入しましたし、それでは購入できないもっと古いものは、以前に受験された先輩方からコピーさせてもらいました。とにかく、手に入るだけ、古いものでも可能な限り遡って、手に入れていきます。

●過去問の使い方

過去問を手に入れたら、比較的新しいものから解いていきます。新しいもののほうが、次に自分が受験するときに、似たような問題の個数、選択形式であることが多いためです。解いても回答がついていないことは多いですが、それは仕方ないです。自分で回答は調べて、こうかな、と思うものを正解だとしていきます。問題を解いているうちに、その問題の正解以外にもわからないことに多々出会います。たとえば、使っている専門用語やその意味、概念などです。そういったものに出会うたびに、参考書や専門書や、インターネットを使って、自分の疑問点を解決していきます。そして、問題の正解と思われる回答を自分で作成していきます。

それを新しい過去問から初めて、次第に古いものに遡って続けていくうちに、問題の個数や形式が分かってきて、時間配分がどのくらい必要かの感覚が身についてきます。そして、ターゲットにしている内容の範囲が分かってくると、問題作成者が入学者にどの程度の知識を求めているのかな、という感覚がつかめてきます。そんなところまで分かってくると、こういったことを知っておいた方がいいんだな、という感覚もだんだんつかめてきて、そして調べものをしているうちにその分野の専門的な 内容も頭に入ってきて、理解も深まってくる…という感じが得られるようになります。

そこまで感じられるようになれば、合格は間違いなし!

●まとめ

受験するときには、いきなり勉強を始めるのではなく、まずは受験に前向きに取り組めるようになるマインド設定から始めましょう。受験勉強をプラスに捉える考え方をインストールして、自分が合格を手に入れたあとの未来を想像してワクワクした気持ちにしてしまいます。そのうえで過去問をひたすら解き続けると、あるとき「これなら合格できそう」という境地に達しますよ。ただし、そこに至るまでにはある程度の受験勉強にかける時間が必要ではあります。

ぜひ、自分の人生をステップアップさせるための楽しい受験勉強の機会にしてください!

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