『一羽の燕』
『一羽の燕』
一羽の燕が
柔らかな弧を描いて飛んでいる
時が来れば
燕はまた去っていく
私が燕を認識したように
燕は私を認識したのだろうか
今
燕も私も
「生きている」
それがいつか過去となり
「生きていた」となる
そうなった時
認識によって
確かに「生きていた」
存在していたんだと
この世界から居なくなっても
居たんだということが遺る
あぁ今しばらく
燕の舞を眺め
心に刻もう
いつか
この町の空に
この燕が生きていたことを
忘れないために
『一羽の燕』
一羽の燕が
柔らかな弧を描いて飛んでいる
時が来れば
燕はまた去っていく
私が燕を認識したように
燕は私を認識したのだろうか
今
燕も私も
「生きている」
それがいつか過去となり
「生きていた」となる
そうなった時
認識によって
確かに「生きていた」
存在していたんだと
この世界から居なくなっても
居たんだということが遺る
あぁ今しばらく
燕の舞を眺め
心に刻もう
いつか
この町の空に
この燕が生きていたことを
忘れないために