「問題解決力研修講師」に「リーダーシップ研修」の依頼が増えている理由
同業の研修講師や営業担当の方とお話をしていたところ、こんな話をお聞きしました。
問題解決や課題発見力研修の研修講師に「リーダーシップ研修」のご相談が増えているとのことです。実は弊社でも起きている話で、とても驚きました。
それはなぜなのでしょうか?
管理職研修や次世代リーダー研修において、問題解決力(ハードスキル)とリーダーシップ(ソフトスキル)をバランスよく鍛えていきたいという企業様は多くいらっしゃいます。
管理職研修において、問題解決力研修とリーダーシップ研修を提供し、リーダーとしての総合力を高めることを狙います。
このような研修を実施する際に、ある問題が起きてしまうことがあります。
「問題解決力研修」と「リーダーシップ研修」が分離してしまい、せっかく2つのテーマを学んだのに現場で活用できないというものです。
・問題解決力研修でせっかく事業の課題を明らかにしたのに、その課題を解決するためのリーダーシップを鍛えることができていない。
・リーダーシップ面は強化できたが、その内容が自部署の状況にフィットしていない。
・2つのテーマの講座がバラバラに提供されるため、受講生が何を学んでいるか全体像を掴みづらい。
これでは、せっかくの研修の効果を生み出すことができません。
そこで、冒頭にお話ししたように問題解決力研修講師にリーダーシップ研修の依頼が増えているのです。おそらく、リーダーシップ研修講師に問題解決力研修の依頼も増えていると思われます。
つまり、問題解決力研修とリーダーシップ研修を一気通貫で学ぶことができる研修が求められているのです。
・自部門の課題を発見する力を鍛える
・自分の状況に合わせたリーダーシップを発揮できる
では、高い学習効果を生み出すためのポイントは何だろうか?
一番のポイントは事業課題や部署に状況に合わせて、リーダーシップスタイルを選択できるようにすることです。
受講生それぞれ状況は違います。その状況に合わせて、どのようなリーダーシップを活用するかを考える必要があります。
リーダーシップ研修において、特定の理論の基づいた考え方を学ぶことがありますが、それが受講生の状況に最適かどうかがわかりません。
事業課題や部署のメンバーの状況に合わせたリーダーシップスタイルを選択して、実行することが求められるのです。
研修の流れとしては下記がおすすめです。
①自部署の課題を発見する力を鍛える(=問題解決力研修)
②自部署の課題や状況に合わせた行動変容を行う(=リーダーシップ研修)
弊社で提供する管理職(候補)向け研修においても、問題解決研修を先に実施して、その後でリーダーシップ研修を提供します。
リーダーシップ研修においては、事業課題に合わせたリーダーシップを発揮する10のポイントを提示することで、受講生ぞれぞれが自分の状況に合わせて考えることができます。
受講生ひとりひとりの成長に向き合うためには、問題解決力研修とリーダーシップ研修を一気通貫して提供する必要性は今後も高まっていくと思われます。
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