ポートレート撮影の時に僕が大切にしていることをまとめてみた。
こんばんは。
4月から東京に上京し、サラリーマンをしながらフォトグラファー、俳優として活動をしている、岡本 晃(おかもと こう)です。
最近改めて思ったのが、晃という字は「あきら」と読まれるんだな〜ということです。
まだ、初見で「こう」と呼ばれたことはありませんがいつか呼んでくださる方と会えたらたぶん、ずっと覚えている気がします。
東京に来て1ヶ月が経ちました。
新居の整理・片付け、新天地の仕事を覚えたり、東京での生活リズムを作ったりで、気づいたら5月も中旬。
これから梅雨ということで、紫陽花を撮影を楽しみにされている方も多いんじゃないでしょうか。
ちなみに僕は紫陽花で人物写真をまだ撮ったことがないので、今年は撮るのか自分?と自分に問いただしている最中です。
4月はスナップばかり撮っていました。
そして今日は久しぶりに作品撮りをしてきたわけなんですけど、久しぶりということもあって、昨日は謎に緊張していたわけなんです。
どうでしょうか。
あー、分かる。。。それ。
ってなった方。
今日はそんな方の一助になればと、僕は僕自身に訴えるように、ポートレート撮影の時に大切にしていることを書いてみます。
今回は理論とかではなく、心構えだったり、考え方を中心に書いてみます。
※あくまで僕の目線と考え方です。それを間に受けていただくのもよし、自分のスタイルとクロスオーバーしていただくのもよしかなと思います。
僕が人物撮影の時に大切にしていること
まわりくどく書かれるのが僕は嫌なので、すぱっといきます。
大きくわけて今回は3点。もし需要があれば、続編も考えてみます。
では、僕が大切にしていることについて書いてみます。
・ストーリーを考えて、伝えること
・当日の撮影をひたすらリハーサルすること
・撮影時に9割は仕上がっている。
以上、3点。それでは1つずつ書いてみます。
ストーリーを考えて、伝えること
僕の場合、小さいころから映画やドラマが好きで、実際舞台俳優としても活動していることもあり、作品を作るということ=脚本を作る、ということだと考えています。
なので、いつも事前に脚本を自分で書いては消して、書き終わっては見直してをしています。
そして、考えたものを被写体の方に共有します。
決めていることは
・タイトル
作品のタイトルを決める。映画のタイトルを意識してもいいでしょう。
・内容
登場人物(被写体)の性別、年齢。どういう境遇の人か。何をしているのか。今回表現したいことをイメージし、それを表現できるキャラ設定を考える。
・服装
被写体さんにお任せするのではなく、なるべく自分でも考えます。
具体的が難しければ、抽象的でもいいので伝える。
被写体の方も服装は限られているため(自分で購入するなら別ですが)、事前にこういう服を持ってくるつもりということは打ち合わせできるとベストです。
また、こういうやりとりは事前に被写体の方ともコミュニケーションにもつながります。日程を決めて、はい当日もいいですが、せっかくの撮影。より自分とその被写体さんだからこそ撮れた作品を目指したいと僕は思っています。
・今回の作品の使用目的
写真展であれば、会場に展示することを意識して、色んなカットが必要になることが多いです。これは写真展を経験してみると分かるのですが、意識しないと並べた時に同じものばっかり撮っているな自分ってなります。
脚本のネタは、映画を見たり、好きな写真家の写真集からだったり、漫画からヒントを得ることもあります。
SNSで単発写真を見て、こんなの撮りたいだけでなく、1つのストーリーを見る習慣はオススメです。
当日の撮影をひたすらリハーサルすること
これも自信がなかったり、当日の不安があるなら、なくなるまで自分で空想リハーサルをしてみるといいと思います。
リハーサルがうまくいかないのに、本番がうまくいくのは熟練の手練れだけ。
・まず使う機材をどうするか。
持っているものをとりあえず持っていっても、使い切ることなく終わることってありませんか?はじめに作った脚本をもとにこのシーンはこのカメラ、レンズで撮る。ここで小物をつかうという事を想像してみてください。
・当日の撮影ルートを考える。
ロケハンをするのもいいでしょう。時間がなくて無理でも、当日の移動ルートを考えることは、限られた撮影時間を有意義にしてくれます。
また、撮影の雰囲気にも影響するのではないでしょうか。
いきあたりばったりでも会話が弾めばいいですが、円滑な撮影進行は自分にも被写体にとっても安心材料になります。
当日、わたわたなってしまう人はせめてGoogleマップと睨めっこして、移動ルートや目的地は決めるといいです。
そこまでしなくても撮れる方もいるでしょうが、入念に準備をすることが性に合っている方もいると思います。
撮影時に9割は仕上がっている。
これまでの2点の総括かもしれませんが、ここを心がける人かそうでない人かで作品のクオリティは大きく変わってくると思います。
ライトルームやルミナー、フォトショップ。
写真を撮ったあとに使うソフトがあるから。
だから、暗くとってもいいや。あとで明るくするし。
トリミングするから。とりあえず撮っておけばいいや。
そう思って、撮った一枚とそうでない一枚の差は大きいと自分自信は考えています。
上手に撮る人は、雑に撮ってそうにみえて実はそこを押さえています。
編集ソフトはいじればいじるだけ、画質は落ちていく。
写真の質に直結していきます。
もし、憧れの人の撮影の立ち振る舞いを見様見真似だけしているなら、明日からまずは丁寧に撮ることから始めるべき。
僕も実際そういう時期もありましたが、見直したり、変えたりを今もしています。
まずは丁寧に撮る。そのあとに狙って雑に撮ることができたら、雑でも自分が納得できる一枚が撮れるのではないでしょうか。
人の写真を見た時に、レタッチばかり気になってはいるのではなく、どういう撮影設定、環境で撮ったのかを想像する。話が聞けるなら、撮った方に答え合わせをしてみてもいいかもしれません。
レタッチが同じでも、撮影時の9割が違えばまったく違う写真になります。そこが一人一人違う個性ある写真が生まれ理由の一つのではないかと思います。
9割の厚みを増すために、前述した2点を心がけるように僕自身はしています。
トライアンドエラーをいつまでも
3点について書いてみました。
いかがでしたでしょうか。
いろんな感想や感じた点があるかもしれませんが、僕自身万全にできているわけでなく、常に心がけて撮影が終わった後に振り返りをしています。
そのたびにあーしていればよかったな〜があるので、ほんと写真道は終わりなき道だなと思っています。
ただ、そこが写真の楽しさであり、奥深さの一つじゃないかなと思っています。
撮影機材やレタッチの知識習得に励むだけでなく、そもそもの撮影に挑む姿勢がまずは大事だなと年々感じています。
今回の記事を読んでくださった方にとって、明日から取り組んでみようという発見が一つでもあれば幸いです。
今回は拙い文章だったかもしれませんが最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
また機会があれば、日常の事だけでなくこういった形の記事も発信していきたいなと思います。
ということで、また次の記事でお会いしましょう。
もし、記事を読んでいいなと思ってくださいましたら、ぜひ記事をオススメしてくださると嬉しいです。