全国大学国語教育大会千葉大会へ行ってきました
Google for Education認定トレーナーの笠原です。
本日は自分の本業の国語教育についての学会に参加してきました。近年は国語科らしくないと各方面から言われることも多く、自分でも「国語科らしいことを授業でしていないかもしれない…」とアイデンティティを喪失していたところなので、こうして対面の学会に出られたのは望外の喜びです。
久々の対面の学会ということもあり、自分でもびっくりするくらいに刺激を受けて帰ってきました。
議論を聞いているだけでも楽しい
本日のスタートは課題研究発表から。
今年は『国語科教育学研究の成果と展望』の第三弾ということもあるので、それに併せたテーマでした。
今回の議論は非常に刺激を受けました。
国語教育の置かれている場所に対する危機感やそれぞれの立場から提言される様々な問題の数々に、仕事に追われて頭の回転が鈍っている自分は完全において行かれていましたね!(笑)。
油断しているところに「デジタル・シティズンシップ」といわれて思わず動揺しました。まさか全国大学国語教育学会でデジタル・シティズンシップの話題がこんなところで出てくるとは思っていなかったので思わず動揺しました。
個人的には絶対デジタル・シティズンシップは国語科で大切になると思いますし、国語科の果たせる役割は大きいと思っていますよ!(それで今年は研究費をいただいていますし)
でも、今日の学会で出会うと思っていなかったので動揺。
今回が課題研究のスタートならば、今後、デジタル・シティズンシップの話題も少し増えてきてくれたら嬉しいなと思います。
午後はラウンドテーブルへ
午後はラウンドテーブルに参加していました。
「紙とデジタルの比較調査研究」というテーマですが、このテーマは現場だと感情論になりやすいところですよね。
そして、だいたい二者択一の議論になりやすいところです。
しかしながら、本日のご発表の内容はそういう偽の二項対立の問いではなく、調査結果からもっと別の次元で考えるべきことがあるという示唆に富むものでした。
豊福晋平先生にはよくお世話になっているので、本日の先生のお話も比較的なじみがあるもので自分はすんなりと理解できました。
しかし、なかなか国語科の中だと今日のような話が全面的に出てくることはなかったように感じるので、どのような受け止められ方をしているのかはとても気になります。
しかし、デジタルに対して自分たちがあまりに手札がないんだなぁと改めて感じました。ここから一歩ずつ、どのように取り組んで行けばよいのかが始まっていくのだと思うと気持ちが高まりますね。
勉強を続けたい
日程的にはなかなか慌ただしいものがありましたが、行った甲斐がありました。
常に勉強をしなければと思っていますが、やはりこういう場に足を運ぶと、どう勉強すべきか、どのくらいの意識で勉強すべきか、見えてきますね。
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