写真展 「yosuga」を終えて
10/11〜10/14まで警固のトレザイールでフィルム写真のグループ展「yosuga」を開催しました。
昨年satoshiさんと2人で開催した写真展「whim」から規模を大きくして、フォトグラファー5人とドリンク出店3名というメンバーで開催しました。
関わる人が増え、それぞれの要素が加わりとても良い空間になったと感じています。結果として200人近い方に来ていただき、とても満足度の高い日々でした。来場していただいた皆さまありがとうございました。
一緒にこのイベントを作ってくれたメンバーの詳細は最後に記載しています。
メンバーが増え、それぞれの要素が混ざり合う
春ごろから展示の準備を始め、昨年2人でやった時よりも多くの人を呼びたいという気持ちがあり、フィルム写真が撮れるメンバーを集めることに。
そもそもこの時代フィルムをやっている人は少ないし、展示までやってくれる人、、とか思ってましたが、なんとか5人のメンバーが決定。
ほぼ初対面のような状況から毎月打合せを重ねながら少しずつ形を作っていく。5人もいればいろいろな意見が出ますし、全員の意見を立てられない場合もあります。ただ、それぞれが意見を出しつつ、前に進めようとしてくれたおかげで1つ1つが形になっていったのかなと。改めて集まってくれたことに感謝です。
5人の写真が飾られて1つの空間に
今回はフィルムで写真を撮ることだけ共通にして、あとは個人の好きなものを撮ってくるスタイル。会場のレイアウトに関してはほぼぶっつけでした。
メンバーそれぞれ仕事をしながらの準備でギリギリまでお互いがどのような展示をするのかは知りませんでした。設営の時点で開かれるそれぞれの作品たち、何もない空間から作品が飾られていく過程がまた楽しい。
ryoさんが2日目からのスタートととなりようやく全員の作品が飾られました。5人も混ざるとぶつかってしまうかなという懸念を全く感じさせない空間のまとまり。奥のソファから全体を見た時に方や額装、方や紐で吊るすなど表したい形がいい形で共存できていたと感じてます。
ドリンクと一緒に楽しめる写真展
今回写真展を企画していく中で考えていたことがありました。それは「写真展は1イベントとして捉えた時に楽しいものなのか」ということです。
私自身福岡で開催されている写真展には足を運び、可能な限り作家さんと交流したいなと思っています。「作品」に普段から関心があれば楽しいと感じますが、世の多くの人はこれに該当しません。
そう考えている時に、odd drug storeのてんさんにふと写真展やったらドリンク出してもらえます?と聞いたら、出すよ!と前向きな回答がいただけてドリンクの出店に踏み切りました。
ドリンク出店を絡めたことは、控えめに見ても大成功だったなと思ってます。ドリンクを目掛けて来た人が写真に触れ、写真を見に来た人がドリンクも楽しむ。相乗効果が生まれ、より楽しめる空間になったのではないかと感じてます。
気づいたらホームパーティーのような状況に
ドリンクが出ていたことや奥に座るスペースを用意していたところ、気づけば座って談笑する人が続出。(4時間くらいいる人もいたような)
日が暮れて来ると、ゆっくりされていく方が増え、写真とは全然違うトークが広がっていました。その日あったばかりのはずですが、なんかすごい盛り上がり。後から聞いたらモルックとか塩パンとかで盛り上がっていたらしい(?)
会話の中に入りつつも少し俯瞰でその様子を見ていて、写真展といいつつもこのくらいの空気感は大事にしたいなと感じてました。カメラ界隈はすぐ争いが起きるので、好きなことを好きなだけ話せばそれでいいやろを勝手に体現してくれていたように感じます。
いい意味でゆるく、それぞれが好きに楽しむことができていたならよかったなと思ってます。こういった場作りが今後もできていけたらいいな。
出展メンバー
フォトグラファー
satoshi
熊本県出身
私のマインドは「フィルムカメラと共に時間を旅する」こと。
最近は阿蘇や海外で写真を撮ることが多く、自分だけの「美しい瞬間」をフィルムに刻んでいます。
shoji
旅のスナップとポートレートを中心に撮影する写真家。フィルム写真を和紙にプリントした作品を展示。商業写真の撮影やWEB制作を中心に活動中。
フィルム / 中判 / サウナ / 珈琲 / 寿司
ryo
熊本県出身 福岡県在住
学生時代にカメラをはじめました。
普段はデジタルばかりですが本展示では
フィルムを使った作品を出展させて頂きます。
shinnosuke
福岡市在住 元転勤族
高校生の時脚本としていた際に、フライヤー作りなどをきっかけに撮影に興味を持つ。
映像専門学校卒業後2017年に合同展示制作をきっかけに写真家として活動。
撮影はスナップやポートレイトをメインに撮影
夢と現実の狭間を写真で表現したい。色褪せていく全てを。
「届かない感情の余韻」
夢の中から抜け出したくない白昼夢に居続けてる。一時的な現実逃避を写しています。
sumire
福岡市在住
写真・ヘアメイク・衣装スタイリングを軸に幅広く活動中
その記憶だけを抱き締めて生きていけるような、宝物みたいな瞬間を残していきたい
ドリンク
odd drug store
怪しいハッピーな飲み物を売り歩く
漢方生薬認定薬剤師を取得するなどその寄行はとどまる所を知らない
生薬&スパイスのチャイを提供
隠し味はもっぱら「愛」である
天野龍也
普段はマルチクリエイターとして、写真や動画をはじめとする企業のブランディングクリエイティブ制作をするかたわら、生まれ故郷である中国・湖南省のお茶を日本で広めるべく勉強中。今回が人生初のPOPUPとなる。
齋涼太朗
北海道函館市出身。
海外が好きで今まで11カ国周遊。
静岡の大学を卒業後、佐賀、福岡と移り住む。
佐賀に移住したのを機に、バリスタとしての道に。
現在は福岡のFUGLEN FUKUOKAに在籍。