『二人の可愛い逃亡者』(1957)【海外映画の中の“日本”】
“逃亡者ムービー”は好きか…?
―――だったら、コレを観ろッ!!☆
記録映像としても価値のある、1957年当時の
日本の原風景や、関西の観光名所をバックに、
英語が堪能な漁民の息子と、アメリカ人男児の
可愛いコンビが繰り広げる、人騒がせな逃亡劇。
今だったら絶対に撮影許可が下りない様な、
貴重映像にも注目!
「トニーちゃん」「ヒコちゃん」と呼び合って、
手を取りながら、出会う人々の温かい情に触れ、
警察の追撃を逃れる姿に、ヤキモキさせられつつも
応援せずには居られない。♪
母親が、心配で眠れぬ夜を過ごす一方で、息子は
京料理に舌鼓を打ち、芸者遊びに興じているという
対比がオモロ過ぎた(笑)
そして何と言っても、クライマックス!
今や“世界遺産”となった、奈良・興福寺の五重塔に
ズカズカ踏み込んで繰り広げられる追走劇!!
…古い高層木造建造物で、子供にあんな危険なコトさせて…。
今だと、二重の意味で有り得ないね。☆
無名時代のクリント・イーストウッドも、チラッと登場。
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