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『水戸黄門漫遊記 人喰い狒々』(1956)【この映画に注目!】

水戸黄門 vs 人喰い狒々(ひひ)!!☆

1950年代の月形龍之介黄門シリーズのうち、何作か撮られた
オカルトホラー編の一本。

前作の『怪猫乱舞』ではまるで役立たずだった
黄門一行(笑)、今回は大いに活躍を見せるぞ!☆

何かもう、OPからして東宝の怪奇シリーズとか思い出す。

甲武信権現に射られた白羽の矢。
その家の娘を人身御供として差し出さねば、
一家は皆殺し!

実は、差し出された娘たちは皆、邪教集団により
生き肝を抜かれて妙薬の材料とされ、
その死体は、巨大狒々の餌にされていたのだ…!

邪教集団の手先として操られ、
怪力を振るって襲い来る狒々
格さん必殺の空手チョップも、まるで歯が立たない!

巨体の恐るべき狒々に対し、杖一本でタイマンに臨む
ご老公の勇姿!必見!!☆

鉄砲隊が居るならもう少し早く出してやれば、
あの彼も二つ折りにされず済んだのに…!

でも何だか可哀想だったね。。。
狒々も殿様も、お付きの兄妹も。
先日観た『獣人雪男』(1955)を思い出した。

最後の
「ご老公さまーーっ!」は、
何だか'60年代の特撮ヒーローっぽかったぞ(笑)

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