『テルミン』(1993)【この映画に注目!】
ソ連の誕生から崩壊までという歴史の中で、
その波乱の人生を電子の力で駆け抜けた、
レフ・テルミン博士。
繊細でどこか物悲しいその音色の響きが、
彼自身の心の何かを物語っている様ですな…。
でも、本作に出演していたテルミン博士の
晩年の穏やかな様子を見ると、
何だか救われた様な気がしてホロッときた。♪
博士は、本作公開の二か月後に永眠されたのですね…。
いやぁ~、素敵な“グッド・バイブレーション”で
ございました。♪
弦無しチェロやフテルプシトンといった
楽器開発も興味深いが、個人的には
“レーニン蘇生計画”
がどうなったのかを語って欲しかった所。(笑)
そしてオススメしたい作品が、
『機械人間 感覚の喪失』(1935・ソ連)。
テルミンで操縦される、労働用ロボットが…!
という、なかなか衝撃的な内容ですぞ。☆