『世界女族物語』(1962)【海外映画の中の“日本”】
世界の様々な奇習を紹介してゆく、ヤコペッティのモンド映画。
まぁ要するに『世界残酷物語』と同じだ。
女性が居ないオーストラリアの島で、ジュゴンを獣姦する流刑囚。
美容のためラクダの糞を顔に塗りたくる、アルジェリアの女性達。
肌荒れやシミを解消するために、顔の皮を丸ごとベロンと剥いで(!)
皮膚を再生させるという荒療治を、年一回推奨するクリニック。
…いや、そんな凄まじい再生能力を誇る皮膚ならさ、
シミなんかとは無縁なピチピチ肌でしょ?(笑)
長年アフリカを支配してきた欧米諸国が、「民主主義」や「解放」
などと、一方的な都合理屈で持ち込む欧米ファッション。
日本の中学校で男性教師が行う性教育。
人口爆発を未然に防ぐためらしい。
…そぉか~、今の日本の少子化は貴様達の仕業だったのか!☆
結婚まで処女を守らないと死刑になる、イタリア南部!
その処刑された女性の、墓の数々…!
おぉ、何てショッキングな世界なんだ!
―――オッマイゴア!私のゴア!!!
…
『残酷大陸』や『大残酷』を先に観てしまうと、
映画的にはサッパリ面白くない。
襲い来る睡魔がライバルだった。
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