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『DOOR』(1988)【この映画に注目!】

♪今夜 犯人(ホシ)になろうか♪
♪君に決めたよ 恋人は…!♪

堤大二郎の怪演が素晴らしい…!☆

アイドル当時ステージで持ったマイク薔薇を、本作では
ドーナツ受話器、さらには包丁チェーンソーに持ち替え、
高橋惠子に愛を囁く。♪

この直後、大二郎は例の自動車事故を起こしてしまい、
ワイドショーで一躍時の人に…。
沖田浩之竹本孝之と共に、ジャニーズ圧力で潰された
大二郎が到達した、その境地に刮目せよ!!

夫である伴明監督の元で、増々女性としての輝きを放つ、
高橋“俺の”惠子

俺達の下元史朗が出てると知った時は、
変態の真髄を極めた彼が、その真価を存分に発揮し、
惠子へ対して凌辱の限りを尽くすものだと疑わなかった。

…だが、残念ながら史朗は、惠子の良き夫という役どころ。

―――バカヤロウ!!
仮にも史朗ともあろう者が、一体何という扱いなのだ!?
俺は、大二郎との変態対決が見たかったんだよ…!☆

…ハッ!待てよ?
そういや、大二郎が包丁で求愛してた時…
(史朗は会社で仕事中)

もう一人の変態からのイタ電に、
「恥を知れよ。寂しいヤツだな」
と応対した様を、惠子にジィ~と見られた大二郎が、
「そんな目で見ないで下さい…」

という爆笑シーンがあったが…

―――あのイタ電こそ史朗だ!そうに違いない。♪
『セーラー服色情飼育』での、史朗の女子高生へのイタ電。
「…ハァ、ハァ…、パ…パンツ何色…?」
アレが脳裏に蘇ったぜ!(笑)

家の中に放り込まれたパンフで大二郎の会社が判るはずだが、
クレームとか、無粋なマネなど惠子は一切しない。

なぜなら、惠子はもう既に“覚醒”を遂げたからだ。
息子の拓人くんと共に…!
何LDKか良く判らん幾何学的な間取りのマンション室内での
俯瞰バトルが、手に汗握るぞ!

拓人くんのクールなドヤりが、全部持ってったよな。☆

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