『人蛇大戦・蛇』(1982)【この映画に注目!】
―――100,000匹の蛇!!
『タワーリング・インフェルノ』+『スクワーム』の恐怖!!
蛇が嫌いな方は勿論、好きな方にもオススメ出来ない。
パニック映画としてハイレベルな作品もにも係わらず、
一部で評価が得られないのは、やはり
撮影に当たって、本物の蛇を大量に虐殺しているからだろう。
時代が生んだ、エンタメ重視の胸糞映画。
今ではもう絶対に出来ないね…。
「10万匹」は些か誇大があるとして、
実際に殺してる数だけをザッと見ても
「後でスタッフが美味しく頂きました♪」
には多すぎるんじゃない?
【登場人物】
◆シュー・ゼンフォン
ハーバード大卒の天才建築士。社長方針に警告を発している。
◆ジャン・フーレン
建設会社社長。金の亡者。
◆シェイ
一日に数百匹の蛇を捌くという蛇肉業者であり、蛇ハンター。
◆リン
シェイの師匠。蛇マスター。カンフー、斧、縄で蛇と闘う。
【見どころ】
・やっぱり強いマングース
・リン師匠の蛇ジャンキー生活
・大蛇 vs リン師匠の空中戦
・BGMは『ゾンビ』(ゴブリン)
・定番 = 性交男女・入浴美女 襲撃
・ドアを開けたら『スクワーム』
・マンションを火の海にする消防士(!)
・「ギャオー」と咆哮、滑空する大蛇
・最終決戦 = 大蛇 vs 社長の日本刀
冒頭序盤では、結局消防隊を呼ばなかったんだけど、
もし呼んでたら、やっぱり皆殺しにしてたんでしょ?
つまり、全く同様の悲劇が起こってたんじゃないんかね…?☆
「謝礼など無用。毒蛇退治は私の義務だ…!」
大蛇 vs リン師匠の一騎討ち!!
指を喰いちぎられながらも、空中回転ジャンプ!(!)
大立ち回りの格闘の末、大蛇を首吊りに仕留める師匠!
「何か起こりそう…不安でたまらないの」
社長夫人の予感が、見事的中!
地下駐車場に!エントランスに!廊下に!部屋に!
もう、ウッジャウジャ!!☆
『タワーリング~』へのオマージュ、ガラス割りダイブもあるぞ!
そしていよいよ、数十人もの消防隊が出動!!
ガスを噴射して、倒れてる被害者もろとも(!)、
蛇を駆逐していく消防隊。
しかしそこへ、咆哮を上げて襲い来るボス大蛇!!
「グワァーッ!」
「ギャオーッ!」
そして、ガスも効かない強敵に投入したのが…
―――火炎放射器!!
火災を鎮静させるはずの消防士が、
マンションを火の海にするのだ!!
お前らは『華氏451』のファイアマンか??
最後は、いよいよ頂上決戦、ボス大蛇 vs 社長の日本刀!
燃え盛る炎の中、勝利するのは果たしてどちらだ…!?☆
…とにかくもう、動物虐待という点での後味の悪さは、
『食人族』の亀殺し等の比ではない。