『ロイヤル・ウォリアーズ/第7作戦』(1987)【忍者映画】
忍者の頂点を極めし者、俺達のリチャード・ハリソンにも、
その輝ける忍者伝説にいよいよ幕を下ろす時が近付いて来た様だ。
だが、これも悲しき忍者の宿命…!☆
ジャングル奥地で、忍者である脱走兵のマイク・アボットと
追跡班のリチャード上官が、
冒頭からいきなり熾烈な銃撃戦を繰り広げる!!
忍者といっても、リチャードは、迷彩の忍装束に素顔の上から
“Ninja”ハチマキ締めてるだけの何とも中途半端なコス。
で、なぜ軍が忍者なのか?(笑)
これまでも、その必要性が常に疑問視され続けてきた忍者だが
…
いや、それよりもだ。
これも、事ある毎にツッコミの対象となる、“忍者の銃撃戦”。
「拳銃は最後の武器だ!」とカッコつける忍者部隊月光が、
1エピソード目から早や拳銃でドンパチをやらかし、
少年達を幻滅させたアレだよ。(笑)
『戦場のニンジャ軍団』はまだ下地がしっかり忍者してたから
それほどには思わなんだが…。
忍者のコスもハチマキも、既に全く意味を成していない。
徐々に、ニンジャからの脱却を図っているのか?リチャード。
そんな遺憾を他所にリチャードは、黙々とジャングルの茂みに
トラップを次々仕掛けてゆくのだった…。☆
悠然とコーヒーを飲みながら、
獲物が罠に掛かるのをじっくり待つリチャード。♪
忍者刀は、もはやトラップ回避の為だけのツールと化してる。
チームの兵士も、「マスター」ではなく
「コマンダー」とボスを呼んでいる。
ラストバトルでは、双方完全に戦闘服になってるの笑った。☆
いつ着替えたんだ?もはやハチマキだけが“Ninja”。
熾烈なる銃撃戦!!(笑)
→もう観るのをヤメようと思ったが、残り2分の時!
リチャードは、弾が尽きた銃を投げ捨て…
「───Let's fight!」
今さらの如く取って付けた様な忍者バトルが開始される!!
コレが、忍者としてのリチャード最後の勇姿となるのだろうか…?☆
いよいよ最末期の様相を呈した香港ニコイチ忍者。
…だが!俺達のリチャードと忍者の戦いは、
あともう少しだけ続くのであった…。
―――フランス映画界でな!!(笑)