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『帰ってきたドラゴン 2Kリマスター完全版』(1974)【この映画に注目!】

我等のレジェンド・倉田保昭さんの
舞台挨拶&サイン会に参加してきましたぞ!♪

作品のあらすじをザックリ言うと、「ピンポン玉争奪戦」
それ以上でも、以下でもない。(笑)
たかがピンポン玉に目の色変えて、非情に殺し合い、
無情に命を散らしてゆく格闘家達の激熱バトルを描く。

走る!闘う!
壁を上る!闘う!
飛び降りる!闘う!
また走るッ!!また闘うッ!!☆

まともに食らえば一発で死ぬ様な、凄まじい蹴り技の
応酬でひたすらドツキ合いシバキ合う、
ブルース・リャン vs 倉田保昭!!

どこから帰ってきたのか?は判らないが、
“ドラゴン”と名が付けば燃えざるを得ない、男の遺伝子!

本作での“ドラゴン”は、リャン演じる主人公
ゴールデンドラゴン
その彼の、最大の強敵となるのが、倉田さん演じる
ブラックジャガー

とにかく双方、並々ならぬ脚力をフルに発揮して、
熾烈なる激闘を繰り広げる。

左右に迫った壁を開脚で上っていく、“壁虎功”の闘い!
…この撮影後、倉田さんは脚がパンパンになって
2日間仕事にならなかったそうな(笑)

息もつかせぬ、鬼の連続回し蹴り!
まだ回る!まだ回る!(笑)

2Kリマスター時のテレシネ変換による
画面左右のトリミングにより、
所々で字幕や演者の顔が切れたり、意味不明の
謎カット
が発生している。

コレが…
こう。(笑)

例えば、コレ。
互いに武器を取り出した2人が、緊張感を漲らせたカットだった。
…しかし、一瞬何が起こったのかサッパリ解らんかったぞ?☆(笑)
(上がオリジナル、下がトリミング後の16:9)


アクション監督も務める、主演のブルース・リャン。
立ち回りは基本、綿密な打ち合わせをしない
フリーファイティング型式だったらしい。
演者双方に等しく高い技量が要求されるため、
当時としては珍しかったそうな。

クライマックスの最終決戦、当初の予定は
“ヌンチャク対ヌンチャク” だったらしいが、
倉田さんの提案で、日本から取り寄せた
自前のトンファーを採用したとの事。
確かに、こちらの方が打ち合いで迫力を増すかも。

その他の裏話も楽しかった。
台湾から香港への渡航時に税金が払えないので、
ジミー・ウォング先生の一計で車のトランクに潜るも
結局見つかったとか(笑)、
『ドラゴン世界を往く』でのゲリラ撮影の話とか、
興味深いエピソードを倉田さん自身の口から
色々と語って頂き、実に貴重な機会となった。♪

倉田さんにサインを頂く時、

「…おぉ、これが数々の激闘を繰り広げて来た
歴戦の勇拳か…!『猛虎激殺』でシーザーに
やられた傷ってどれかな~?わかんないや…」

と、その手をまじまじと見つめてしまった。☆
そして、握手!ありがとうございました!!♪

『ドラゴン世界を往く』も上映してほしいけど、
『激怒の鉄拳』とか『大追跡』やってくんねーかな~?
『激突!少林拳対忍者』『忍者外伝・倭冠掃蕩作戦』
でもイイよ!?ぶはははは(笑)

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