『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(2023)【忍者映画】
サンドイッチマン忍者・竹野内豊、見参!!
常に装着しているドライバーグローブ。
バーでの小休止に、牛乳を引っ掛ける。
社会保険料が滞納だと…?
忍者は、病気になどならん!
忍者に、安定した老後など無用!
―――そして、一撃必殺の手裏剣が炸裂!!
…カッコイイ。カッコ良過ぎるだろ?豊よ…!☆
だが、ユルい。そして、ヌルい。
しかし、コレがイイのだ。♪
もしコレが、キッレキレの動きで敵を瞬殺する
スゴ腕の忍者だったなら、それほど魅力を
感じなかったかも知れない。
そういうのは、ヒロユキやTAKに任せとけば良い。☆
自称「“伊賀麻績新陰服部流”忍者の後継者」
とかいう、本当かどうかも怪しく疑わしい肩書きも良い。
もし、彼の開く忍術教室が大盛況だったなら、
コレもダメだった所だ。
歌舞伎町という雑多な街でゴミの様に埋もれながら、
人知れずその腕を磨き、有事に備える。
そしてクライマックスにおいて、遂にその実力を
発揮する時が来るのだ…!☆
素晴らしい。これこそが、この俺が求める忍者だ。
豊よ。お前こそが、現代を生きる真の忍者だッ!!
『シュシュシュの娘』(2021)と共にオススメしたい。♪
いわゆる“だめんず”の部類に放り込まれそうだが、
そのユルさとヌルさで、ヒロインを優しく包み込む。
実の所、ココが最大の魅力。
そして豊は、今日も警察の職質を受けるのだ。(笑)