してみむとてするなり
子もすなる
ひとりカラオケといふものを
母もしてみむとて
するなり。
3日ほど帰省した息子が
「今日はひとりカラオケ行ってきた」
と言うので一瞬
「友達いないんか、この子は」
と、思ってしまったが
友達は仕事や学校だったりで
「夜しか会えない」と言う。
そっか。
しかし1人で楽しいのだろうか
ただのカラオケ練習なのだろうか
時間が空いたのでその事を思い出し
1人でカラオケに行ってみた。
カラオケの受付お姉さんは
おばちゃんにも優しい。
機種もお部屋も色々あって
さっぱりわからないので
「これっ!」と適当に決めた。
さぁ、1時間。
お部屋に入って荷物を置くと
「あ!ドリンクバーに行かなきゃ」
いそいそと飲み物を取りに行く。
いっぱいあって迷う。
たった1時間なのに
なんとなく喉に良さそうな飲み物にする。
あわててお部屋へ戻る。
さて、20年前とは様子が違うぞ。
選曲の仕方も何もかも。
そういえば
娘の方は推しのDVD を持って友達と行き
歌わずに帰ってきたと言っていた。
確かにこの大画面は鑑賞にうってつけだ。
この大画面を一人占めするのは
なんだか こっぱずかしい。
最近よく聴くback numberの曲を···
曲は流れるも
声は出ない。
なる程、口ずさむのとは訳が違うぞ。
昔よく歌ったaikoの曲を···
曲は流れ、声は出るけど
こんなもんじゃないだろう。
もっと歌えたはず。
懐かしい曲を片っ端から予約。
片っ端から歌ってみた。
もっと声が出るはず。
あれもこれもと歌っているうちに
飲み物無くなってる。
ドリンクバーに行く間が惜しい。
片っ端から予約した曲が終わる前に
終わりを知らせる電話が鳴った。
なんと短い1時間か。
課題は満載だ。
コントロールパネルの使い方と
歌う曲のリストと
ドリンクバーのソフトクリームを
食べ損ねたのと
たくさんの予習が必要だ。
次はいつ行こうかと
もう、虜じゃん。
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