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11月7日・8日・9日 1300年前の人々の「この装飾素敵じゃねえの!」に共感できる

11月7日
奈良国立博物館でやっている「正倉院展」を見に行こうということになり、仕事を調整しながら夜に奈良に入る。明日のお昼に展示を見に行くことにして、街を散策したり、恋人氏の好きなお店に連れて行ってもらったり。
関西は隣県に行くハードルが低いことにしみじみ驚かされる。兵庫から大阪、京都や奈良に行くのに(起点によりけりだけど)1時間そこらでいけることも多い。
東北は県のサイズがバカでかいので隣県に行くのも時間がかかる(仙台駅から山形駅も、仙台駅から福島駅も、どっちも電車で1時間半かかる!)。関西はいろんなところに気軽にいける上に、行った先に古い歴史と文化が待っているなんて、かなりぜいたくなエリアだなあと思う。
居酒屋で日本酒を楽しみ、すてきなバーにうっとりしてたらお酒を飲みすぎて、ホテルでふたりとも撃沈。

神社で採取した酵母と寺院で見つかった製法で作った「神仏習合」という酒がすごかった、その技は奈良でしかできなさすぎるだろ
おしゃれでございます

11月8日
つつがなく起床し(恋人氏のほうがダメージがでかそうだった)、少し仕事をすすめてから奈良公園、奈良国立博物館へ。
初めての奈良ということで気になっていたのは鹿なのだけど、本当にあたりまえのように佇んだり、観光客に鹿せんべいを無心したり、人間を見つめたりしていてしみじみと驚いた。そして気づくと鹿の存在に慣れている自分にも驚いた。
正倉院展、1300年前の人も「この箱にこういう装飾を入れたら素敵じゃねえの」と思いながらモノづくりをしていたのかもしれないし、それが時をへて残っていることに、そして1300年後の我々も「この装飾素敵じゃねえの……」と思いながら眺めている、ということに、のけぞるほど感動してしまった。寄木作りのような装飾を入れた箱を香木(沈香とか)で作っているという事例もあり、それは現代人もほしいじゃねえの……。
そのあとも別の施設で大仏を眺めるなどする。あまりこれまで大仏に興味を持たないで生きてきたけれど、いざ眼前にすると素直に「(お会いできて嬉しいです…)」という気持ちを抱くようになるのが不思議だ。
歩き回ってへとへとになりながら奈良をあとにした。

メスはかわいい オスはかなりでかい個体もいた
見かけたクレープがおいしそうだったので買い食い。パリパリでおいしかった

11月9日
奈良の時点で体調が不安定だったけれど、予想通りに生理がおわす。ぐったりしているが、一昨年〜昨年よりも生理前の体調不良が明らかに軽減されていることを実感する。日常生活での精神状態が、この一年でだいぶ改善されたのだなあと思う。ひとりぼっちで悩み苦しんでいた昨年の自分を撫でてあげたい気持ちでいっぱいになる。

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