「私」から幸せを広げていく、それが我々の使命
これからは、過去の出来事を参考にして生きるのではなく、未来志向で生きるのでもなく、今を大切にしていく生き方が主流となることでしょう。
そうやって現代を生きる多くの人が、今という瞬間により重きを持って生きるようになっていけば、この世界のあり方が大きく変化していくのではないかと思います。
人は今にしか生きられないものです。
だからこそ、今に注力して生きることが幸せになるための最善の方法だと多くの人が気づいていくようになると思います。
今に生きるとは、今というこの瞬間を丁寧に生きるということです。
朝、カーテンを開けるのにも丁寧に、顔を洗うのも丁寧に、ひとつ一つの物事を丁寧に行動することが今を生きることであり、どんなことでも丁寧に行っていると、そこに気づきが生まれるものです。
毎朝、カーテンを丁寧に開けていると、その日その日の陽射しの強さの変化に気付けるようになるものであり、カーテンがレールに乗って移動していくときの音が心地よく感じていくことでしょう。
顔を洗っているときの水の冷たさや、タオルで顔を拭いているときの心地よさが身体全体に伝わっていく、そういった感覚が、日々の自分自身の鮮度を上げていきます。
日々の小さな気づきが生命に息吹を与えてくれて、いつも心を新鮮な状態にしてくれるものです。
幸せは身の回りにあるものです。
しかも、身の回りのものを丁寧に扱っていくと、ひとつ一つのものに愛着を感じられるようになっていき、自然と過ごしやすい環境が整っていくものです。
また、整った環境の中にいると、心地よい気分でさっぱりとした気分で過ごせるようになっていくし、そういった心地よさがやがて自分を肯定させてくれます。
幸せは、自己を肯定できてはじめて得られる感覚です。
自分に「yes」といえるようになってはじめて、人は幸せを感じられるようになるものです。
今を意識して生きることは、丁寧さを身に付けることであり、そういった丁寧さが、やがて自分を肯定し自分を好きにさせてくれることでしょう。
自分を好きになり自分を愛せるようになると、日々を微笑んで過ごせるようになるものです。
また、そういった姿で過ごしていると、周りの人も好意的に接してくれるようになってくれるようになり、他者の好意的な姿勢によって無理なく他者を受け入れられるようになって他者も好きになっていくものです。
今という瞬間を丁寧に生きることができれば、自分を好きになれるようになるだけでなく、他者も好きになることができ「私」を中心にして幸せの範囲を徐々に広げていくことができるようになっていきます。
我々の使命は、幸せになることです。
一人ひとりが幸せになって、その幸せの範囲を少しでも広げていくことが、この世界を平和で笑顔があふれる世界へと変えていく力となります。
そのためにも、まずは今を生きること、今を丁寧に生きることから始めるといいかもしれません。
今という瞬間は常に新鮮です。
過去という瞬間はすでに過ぎ去った古いものです。
未来には新しさがあるかもしれませんが、それは未だ手元にはありません。
新鮮な今という瞬間を、気づきを持って生きるとき、そこに幸せがあると知ることができ、そういった幸せの気づきの継続が幸せな現実を生みだしていきます。
そして、この今という瞬間の幸せを連続さていけば、未来が幸せになるのは当然のことであり、今という瞬間に幸せを感じることができるようになると、過去の出来事も許せるようになっていくものです。
この今という瞬間に、すべてが存在していると気づくとき、安心感の中で過ごしていくことができます。
今を感じて今に生きるとき、そこに幸せを見出すことができるでしょう。
そういった今にある幸せを見つけることができたとき、人は本質的な幸せを見つけることができるようになります。
今に注力していくだけで、すべては上手くいくということが理解できるようになっていきます。
そうやって今を生きる人が増えたとき、この世界は平和になっていくことでしょう。
我々の使命は、平和な世界を生み出すことです。
そのためにも、まずは今を生きること、丁寧に生きることで身の回りの環境を整え自分も楽しく他者も楽しく過ごせるようにしていくのも一つの方法です。
まずは、今の私から幸せを広げていく、それが我々がすべきことです。
使命とは難しいことをすることではありません。
「私」が今持っている幸せを広げていくだけでいいのです。