【甲府旅➁】昇仙峡・弥三郎岳+アクティビティー
この記事は、昨年の12月に山梨県の甲府エリアを旅をした様子をお伝えしている第2弾になります。
前回は、甲府の街の北側にある金櫻神社について書きました。
今回は、金櫻神社の後に向かった昇仙峡やその近くにある弥三郎岳など、このエリアでのアクティビティーについて書いていきます。
金櫻神社を後にして向かったのは、車で15分の距離にある昇仙峡。
「日本一の渓谷美」といわれている場所です。
昇仙峡は、長い年月をかけて削り取られた花崗岩の断崖や奇岩・奇石を見ることのできる渓谷で、渓谷沿いにある遊歩道をハイキングしながら景色を楽しめる場所です。
中でも、昇仙峡のアイコンとなっているのが、覚円峰(かくえんぼう)です。
覚円峰の名前は、その昔、僧侶・覚円が畳を数畳敷ける広さの頂上で修行したことから名づけられたそうです。
この覚円峰(かくえんぼう)を目指して歩いていきます。
昇仙峡の遊歩道を歩いていくと最初に見えてくるのが、仙娥滝(せんがたき)です。
「仙娥」とは、中国神話に出てくる嫦娥(じょうが)という月に行ったとされる仙女を指しています。
落差30mあるこの滝は地殻変動による断層によって生じたもので、勢いのよい水流が花崗岩の岩肌を削りながら落下していきます。
滝の流れに女性的な優美さがあるため、女性の名前が付けられたのかもしれません。
この仙娥滝の先は、岩の下にある道を歩いていきます。
上の写真の緑色の橋を渡ってしばらく歩いていくと、目に飛び込んできるのが、巨大な岩でできた不思議なトンネルです。
この天然のアーチ石門を過ぎ、巨石が不規則に並ぶ川の景色を見ながら歩いていると、お目当ての覚円峰が見えてきます。
遊歩道を歩いていたのが11時半頃、陽射しが覚円峰に当たっています。
こちらは覚円峰の真下から撮った写真です。
そして、この後、覚円峰の上あたりにある弥三郎岳に向かいます。
弥三郎岳は、前回の甲府旅の記事の冒頭の写真の場所であり、この旅をするきっかけとなった場所でもあります。
弥三郎岳には、昇仙峡入口近くにあるロープウェイで行くことができます。
ロープウェイの山頂の駅に到着するまでの5分間、空中散歩を楽しみます。
ロープウェイを降りると、まず最初に目にするのが富士山。
山頂の駅近くには神社があり、弥三郎岳に向かう前に参拝をします。
ここから10分ほどで、弥三郎岳に到着です。
弥三郎岳は大きな一枚岩でできており、その頂上まで鎖を手にしながら昇っていきます。
ドーム状の山頂の一枚岩には、何もないため落ちないように気を付けながら歩いて、眺めの良い場所へ向かいます。
弥三郎岳からは富士山と甲府市街を一望できます。
この日の弥三郎岳山頂は、風が強く身体が一気に冷えていきます。
そういったこともあり、この後、隣の山梨市にある「ほったらかし温泉」に向かいました。
ほったらかし温泉は、年間約45万人が訪れるといわれる人気の日帰り温泉です。
温泉施設の横にはキャンプ場もあり、夏にまた訪れようという話になりました。
温泉名の「ほったらかし」は、創業当時に「行き届いたサービスは提供できない」ということをお客さんに伝えるためにつけたそうです。
実際に温泉のある建屋は、プレハブでできています。
この建物の中に浴室、その先に露天風呂があり富士山や甲府盆地を見下ろしながらゆったりと入浴できます。
入浴料は900円で、日の出の1時間前から営業していて、富士山を望みながら日の出の様子も楽しむことができます。
浴室は撮影禁止でしたが、露天風呂に入りながら絶景を楽しむことができました。
ほったらかし温泉では、食事のできる場所もあり、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
ほったらかし温泉を後にして向かったのは、「ほうとう」で有名な「歩成」。
山梨にきたら、やはりほうとうを食べないわけにはいきません。
ここでで遅めの昼食をとることに。
ほうとうは山梨を代表する郷土料理で、小麦粉を練った平打ち麺に、かぼちゃや芋類、きのこ、季節の野菜、肉などの具材を加えて、味噌仕立ての汁で煮込む 煮込みうどんです。
ほうとう専門店の歩成は、3年連続で「昇仙峡ほうとう味比べ真剣勝負」で1位に選ばれたそうです。
ここで頂いたのは、「黄金ほうとう」豚肉入り1650円。
黄金ほうとうは、豚肉入りの他に鶏肉入りもあります。
黄金ほうとうの「黄金」は、かぼちゃからきているそうです。
土鍋で煮込んだ熱々のうどんや野菜を、お椀に移しながら食べます。
野菜のうまみが味噌仕立ての汁に馴染んで、美味しくいただくことができました。
歩成でほうとうを食べたあとは、甲府駅近くのホテルにチェックインして、少し休憩し、夜は居酒屋で甲府鳥もつ煮などをを食べながら地酒や甲府ワイン楽しみます。
翌朝、ホテルをチェックアウトして向かったのは、早朝から営業しているラーメン店「いなや。」。
お店に到着したのは9時半頃。
住宅街にある「いなや。」は、天然素材100%のスープと自家製麺にこだわったお店です。
この日、頂いたのは、「鶏塩ラーメン 煮玉子入り」900円
上品なスープに程よく麺が絡み、美味しくいただくことができました。
ラーメンを食べ終えたあとに向かったのは、「陶ギャラリーRoppo」。
ここでは、ロクロを使ってお皿や茶わんなどを創ることができます。
「陶ギャラリーRoppo」は、前日に訪れたほったらかし温泉のすぐ近くにあります。
実をいうと、Roppoには、ほったらかし温泉に入る前に行く予定を立てていましたが、定休日だったことを知らずにいたため日を改めました。
Roppoの建物も、富士山や甲府盆地を望むことのできる場所にあります。
この日は、フリーロクロコースで申し込み、40分の陶芸体験で、その間に作り上げた陶器は、2個以上焼き上げすることになります。
Roppoのスタッフの方に手伝って貰いながら作り上げたのは5つ。
その中で出来がよかったビアグラスと大皿、小鉢の3つを焼き上げて貰うことにしました。
出来上がったお皿は、しばらく乾燥させ、その後、Roppoのスタッフが釉薬を掛けて窯焼きし、出来上がったものが宅配されます。
実際に焼き上がるまでは1月ほどかかかるため、完成品はまだ手元にはありません。
完成したものが届いたら、またここで紹介したいと思います。
陶芸体験を終え、時間は12時。
一緒に甲府を巡った友人は、夕方から別の用事があるため、ここで甲府の旅を終え、富士山に別れを告げます。
今回、一泊二日で旅をしてみて、甲府は景色もいいし食べ物も美味しく、機会があればまた訪れてみたいという感想を持ちました。
また行く先々で出会った人たちも優しい人が多く、そういったところも、甲府の街の印象をよくしているように思います。
地酒とワインの両方を楽しめるのも山梨の強みです。
今年も、あちこち旅をすることになると思いますので、そういった様子も随時、お伝えしていこうと思います。