10)奇跡を起こす優位フィード
昨晩は、サッカーのW杯で日本代表がドイツ代表に奇跡的な勝利を治めたことで歓喜した。
試合は、PKを献上した前半だけを見ていると、ドイツには勝てないかもしれないと思えた。
しかし、浅野選手のゴールをはじめGKの権田選手の奇跡的なセーブなどもあり、日本代表は歴史的な勝利を手に入れることができた。
では、なぜ日本代表が圧倒的に格上のドイツ代表に勝てたのだろうか。
この一文は別な記事でも引用したものだが、昨晩の試合には、この波動の法則が働いたのだと思う。
そして、均衡していた試合の波動の優位性を日本に与えたのが、浅野選手とボールを競い合っていたときのドイツのDFの選手が見せた相手を揶揄(からか)うような走り方だったのではないかと思う。
きっと、あの態度によって昨日の試合の優位性が、日本に移ったのだと思う。
現に、決勝点を決めたのは揶揄われた側の浅野選手だったし、その前にゴールを決めた堂安選手も、あのシーンを見て奮起したのかもしれない。
そういった優位性の変移があったからこそ、権田選手は神がかったセービングが生まれたのだと思う。
もちろん、こういった優位性は神が決めているわけではない。
きっと、優位の波動は劣位の波動をコントロールするという法則が働いたのだと思う。
今回のタイトルに使った「優位フィールド」とは、「パワーか、フォースか」という本の中にあった言葉だ。
この引用は少し分かりずらいので、私なりに説明すると、私たちのこの世界には、目に見えない大きなエネルギーパターンが存在し、その大きなエネルギーパターンが、この世界の事象の優劣を決めている、ということになる。
これが、波動には優位と劣位があり、優位の波動は劣位の波動をコントロールするという波動の原理だ。
もし、こういった法則が実際に存在するのであれば、私たちの意識も私たちが起こす事象もこういったエネルギーパターンに左右されていることになる。
昨日の試合は、おそらくあのドイツ選手のちょっとした気の緩みからこういったエネルギーパターンの優劣が生まれたのだと思う。
そして、こういった目には見えない働きによって、奇跡的ともいえる勝利が日本に転がり込んだのかもしれない。
むしろ、昨日の試合に限らず、様々な奇跡が起こる背景には、こういった法則性があるからと理解した方が納得できるような気もするのだ。
この「優位フィールド」の理論は、気象学者のエドワード・ローレンツによって提示されたものであり、この優位と劣位の仕組みが「ローレンツのバタフライ」といわれる「バタフライ効果」だ。
バタフライ効果とは、蝶の羽ばたきはトルネードを引き起こす可能性はあるが、そのような事象は計測精度を上げても予測はできない。年間のトルネードの発生数には影響せず、大局の動向をどう捉えるかの方が重要である、というものである。
もちろん、昨日のドイツ選手の行為が、試合の優劣を決めたという予測はできない。
しかし、大局の動向をどうとらえるか、という視点に立つならば、そのドイツ選手が起こした行為の後から試合が動き出し、日本にその優位性が傾き始めたといっていい。
また彼の行為は、フィールドにいる選手だけでなく、テレビ画面の前で見ている私たちにも影響を与えたはずなのだ。そういった目には見えない力が働いたという可能性は否定できない。
いずれにせよ、この試合から学ばなければならないことは、私たちに起こる現象は、目には見えない働きによって成り立っているということのなのかもしれない。
次回は、この「優位フィールド」について、保江邦夫さんが「愛」を使って起こなっている合気道の「愛魂(あいき)」にのケースで解説してみたいと思う。
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