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「いまここ」という我が家で寛げば、幸せに生きていける

我々は、出来事に応じて感情を動かしている。

このため、生活の場面ごとに感情とともに自らの波動を動かしていると考えていいだろう。

ネガティブなことだけでなくポジティブなことでも感情は波打つものであり興奮状態が続けば、それによって疲れを感じたりする。

外側の現象に捉われていると自らが発する波動が上下動することになり、それが疲れを生み出す。

そういった疲れはストレスになるため、人は心を安定させたいと願うこととなる。

このため、外側の現象に惑わされることなく自分を保ち、常に安定した波動で疲れを感じることなく過ごしていきたいと考える。

安定した波動はネガティブでもポジティブでもないフラットな状態で生まれるものだ。

人間にとってはリラックスできている状態が、一番快適な状態といえるだろう。

周りの現象に左右されることなく、どんなときでも穏やかな心持ちでいられるようになること、それが我々が目指す在り方といっていい。

遠い昔から現在に至るまで、そういった状態になることを目指して、たくさんの人たちが修行や訓練を行ってきたし、現代では心の平安を習慣的なものにするという目的でヨガや瞑想、マインドフルネスを取り入れている人も多い。

人はリラックスした状態を保つことができれば、健康で若々しく過ごすことができる。

怒りの感情を出すとノルアドレナリンを輩出することになり、それが活性酸素となって身体に負の影響を与え老化を促進させることになる。

また、やる気を生み出すドーパミンも増えすぎると人を攻撃的にさせたり中毒や依存を生む場合もあるため、ポジティブなことであってもテンションの高い状態が続けば過剰に活性酸素を輩出することになり、それが老化の原因となったりする。

しかし、リラックスして穏やかで過ごせるようになれば、幸せホルモンといわれるセロトニンが出るようになる。

セロトニンには、過剰に排出されたノルアドレナリンやドーパミンを調整し精神を安定させる役割があるため、常時セロトニンを出し続けていれば、老化を防ぐことができ人はいつでも若々しくいられるようになる。

つまり、日々、平常心を保ちリラックスして過ごせるようになれば、誰でも若々しく健康的に過ごすことができるようになるのだ。

健康で平常心を保って生活できれば、大抵のことはできるようになる。

穏やかで冷静であれば的確な判断が下せるようになるのも当然のこと。

慌てて何かをすると空回りしてしまい余計な作業を増やしてしまうが、冷静さを保つことができれば丁寧な作業ができ、その結果、効率が上がるのは自然なことといっていい。

逆にいえば、丁寧さを意識して過ごせば安定した波動を出せるようになり、静かな幸福感を味わいながら生きていけるようになっていく。

だからこそ、今この瞬間を丁寧に生きることが大切なのだ。

日常生活の一つひとつの動作を丁寧に行っていけば、スッキリとした穏やかな幸福感を味わいながら生きていけるようになる。

「いまここ」を生きることの大切さは、こういった安定した波動を出せるようになるということにあるといっていいだろう。

今この瞬間を丁寧に過ごせば、自己一致が起こる。

自己一致とは、思いと行動がひとつになることで生まれるものであり、思いと行動を一致させて行動できるようになれば、誰でも幸せを感じられるようになる。

「いまここ」を丁寧に過ごせるようになれば、柔らかい幸福感が滲み出てくるようになり静かな平和を味わいながら生きていけるようになる。

そういった穏やかさを味わうことで、人は静かな喜びの中で生きていけるようになる。

人は自分に寛ぐことができれば瞬時に幸せを手に入れることができる。

これが人生をよりよくする鍵となる。

今この瞬間に存在そのものとひとつになれば幸せを実感できる。

今この瞬間と完全に一致することができれば、自分だけでなく大いなる存在とひとつになることもできるだろう。

静かなる幸福は華やかさこそないけれど、いつでも味わうことのできる持続的な幸福といっていい。

そして、「いまここ」に常に存在する幸福感を知ることができれば、生きることが楽になる。

何があっても「いまここ」に戻れば大丈夫ということを知っていれば、いつでも自分とひとつになることができ幸せの状態に戻ることができるのだ。

「いまここ」とは、いってみれば我が家だ。

「いまここ」という我が家が、どの瞬間にも存在しているということを知れば人は自分自身に寛ぐことができる。

我が家は、自分の身体に在り自分の心に在り、今この瞬間に存在している。

どんなときでも自分自身に寛ぐことができれば、我々はいつでも我が家に還り静かな平和とともに在ることができる。

「いまここ」に自分自身に寛げば、波動が整う。

今この瞬間に、自分自身に寛いで波動を整えることができれば、人は誰でも穏やかで温かい我が家で過ごせるようになるだろう。

そんな我が家に自分を住まわすことができれば、人は自分を生きることができる。

目の前に繰り広げられるこの世界は、私の写し鏡だ。

この「私」を静かに和ませれば、私の現実が落ち着いたものとなり調和とともに生きていける。

「いまここ」という我が家でのびのびと寛いで生きていけば、人はどんなときもでも穏やかな幸せを味わって生きていけるようになる。

人が「いまここ」を生きるようになったとき、我が家とともに新たな人生を始めることになることだろう。




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アキタロウ
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