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episode6 最終構成とは人類の意識を二元化させるプログラム
「ヌーソロジーが面白い」というタイトルのこのマガジンでは、ここまで、人類が意識進化を果たすためにこれまで行われてきた最終構成とこれから先に起こるであろう未来についての記された「ハーベスト・プログラム」についての記事について書いてきました。
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このハーベストプログラムは、ヌーソロジーという思想体系を創り上げた半田広宣さんの「2013:人類が神を見る日」と「2013:シリウス革命」という本に書かれているもので、私はこの2冊を再読することで、これまでこの世界で起こってきたことと、この「ハーベスト・プログラム」に書かれていることの一致にある種の共感を得ています。
そこで、今回は、主に1930年~1999年の出来事について書いていきますが、ここまで書いてきた記事の内容を簡単におさらいしていきます。
この「ハーベスト・プログラム」は、「ヌーソロジー」という思想体系を作った半田さんが、1989年に自らを「冥王星のオコツト」と名乗る知性体から得たチャネリング情報になります。
この「冥王星のオコツト」は、半田さんに1989年の時点で、太陽系は2万6千年で一つの周期を迎えるという仕組みがあることや、人類は2012年までは調整期という時代を過ごし、2013年を境に人類が覚醒期に入っていくということを伝えています。
そういった仕組みの中で、オコツトは、半田さんに1930年~1999年が「最終構成」と呼ばれる期間であり、この期間に人類が人間として最終段階に入ったと伝えています。
コ 最終構成とは何ですか。
オ 人間が人間であることの最終段階へと達したという意味です。
この会話から、人類は人間が人間であることの最終段階に入ることで、2013年にから始まる覚醒期を迎えるにあたって、これから進化していくべきひとつの形を創り上げたということになります。
では、この最終構成の始まったとされる1930年当時には何が起こったのかというと、アインシュタインやニールス・ボーア、ヴェルナー・ハイゼンベルク、エルヴィン・シュレーディンガーといった物理学者によって量子物理学の基礎が確立されたという出来事が起こっています。
実をいうと、この量子物理学の確立によってそれ以降、人類の科学的な面でで飛躍的な進化を遂げており、この頃から原子力を使った核科学やコンピューター技術が進化が始まっています。その後、核開発がどのように行われていったを説明するまでもないでしょう。
それから40年余り経ち、1979年頃には、コンピューターが一般的に普及され始め、1989年には「WWW」に代表されるインターネットが発明されています。つまり、こういった技術面での進化が、どうやら人間が人間であることの最終段階へと達したことの意味でもあるようなのです。
コ 人間の最終構成の反映とは?
オ 冥王星が作り出した力の反映ということです。
コ ‥‥‥冥王星?‥‥‥冥王星とは、確かあなたがた自身の働きを意味する天体だったはずです。ということは、つまり、あなたがたの力の反映だったということですか。
オ はい、冥王星とは人類に最終構成を生み出すために送り出されてきた力のことですから。
コ 要するに、コンピュータはあなたがたの力が作り出してきたと‥‥‥。
オ 反映という意味ではそういうこといなります。
これは、オコツトと半田さんの会話になりますが、この会話から私たち人類は「宇宙的な何か」の影響を受けながら進化しているということが伺えます。特に近年においては、私たちの科学技術の発達は、この「宇宙的な何か」の影響を受けて成し遂げたということもできたりします。
そして、この科学技術の発達によって、人間が人間として最終段階を迎えたということになり、人類が現在あるような科学技術を得ることで一つの極に達したということになります。
この極に達したという理由を挙げるなら、現在の科学技術を持ってすれば、一瞬で、私たち自身の身を滅ぶすことも可能になっているということです。さらに、コンピューターの発達やインターネットの普及によって、いわゆる地球的規模でのグローバル化が達成されたことも、極に達した理由にもなるでしょう。
そもそも私たち人類は、長い時間を掛けながらいわゆるグローバル化を図ってきたといえるのです。世界各国に散らばっていた人類を産業革命以降、船という技術を使って世界を一つにまとめようとする働きがあったということは紛れもない事実です。
そして、20世紀に入ると、人類は地球全域をほぼ開拓するようになり、近年においては通信ケーブルによって、世界各地を繋ぐことも可能になっています。こういった世界を一つに結んでしまうという科学技術的な発達を人間としての最終段階に到達の証ということができます。
また、こういった科学技術によって達成によって可能となったことで生まれたグローバル化は、人類にとっては大きな局面を迎えると同時に転換期に差し掛かったということも意味しているように思います。つまり、貨幣経済をはじめとする、現在の人類の思考的価値観が均一化されたということも、人間としての最終段階といえるのです。
ちなみに、上の会話の引用で使われている「反映」という言葉の意味は、一般的には「影響が及んで現れること」となりますが、この言葉を「シリウス革命」を参考にして、冥王星のオコツト流にいい換えるなら、「負荷の反作用として生じる第二のベクトルのようなもの」となります。
負荷とはオコツト用語で「存在を作り出すための第一のベクトルのようなもの」となるため、たとえば、現在の科学技術が、「存在を作り出すための第一のベクトルのようなもの」であるならば、その反映は「負荷の反作用として生じる第二のベクトルのようなもの」となります。
したがって、現在の状況を負荷と捉えるならば、この負荷に対して「どのように判断し行動するか」というのが反映になるため、私たち人類が「人間としての最終段階」を向かえたことで、今後どのような態度を示すのかということを問われているといっていいでしょう。
私たちは、現在、科学至上主義の世の中にいるといっていいかもしれません。しかし、その一方で、この科学至上主義に対して、多くの人が漠然とした不安を抱えていたりもします。
さらに、現在の社会は、この科学至上主義によって世界を一つの秩序をでまとめ上げようとしている動きがあったりします。この世界を一つにまとめようとするる秩序とは徹底した管理社会といってもいいでしょう。
こういった徹底した管理社会については詳しくは書きませんが、この流れに不安を感じているという、ひとつの流れも存在しているのも事実です。
科学至上主義とは、物質至上主義と言い換えることもでき、この物質主義に疑問を投げかける態度が、精神性に重きをおく意識である精神主義ということになります。
そして、これからはおそらく、物質主義的なあり方と精神主義的なあり方の二元化が進んでいくと考えられ、この二元化がおそらく2025年を境にして進んでいくと推測することができます。
つまり、「宇宙的な何か」によってもたらされた科学技術の発達によって、私たちは人間が人間としての極というべき局面に遭遇することになり、これから世界的規模での意識の二元化が起こって行くと考えられるのです。
では、私たち人類に意識の二元化を促すこととなった、「宇宙的な何か」とはいったい何なのかということを読み解いていきます。
そこでまず、オコツトという存在についてみていきます。
オコツトトハ、メイオウセイニカンヨスル、シリウスノチョウセイシツデス。コノコウシンハ、シリウスカラノソウサニヨッテ、オコナワレテイマス。シリウスノ地球人への関与ハ、メイオウセイノ近日点通過時カラハジマリマシタ。太陽系ノ最終構成ノタメニ、地球人ノ意識二進化ヲ生ミ出スコトガソノ目的デス。
これは1989年に半田さんがオコツトと最初に交信を受けたときの様子をよりリアルに再現したものです。
これの文章を読みやすくしてみると、次のようになると思われます。
オコツトは、冥王星に関与する、シリウスの調整室です。この交信は、シリウスからの操作によって、行われています。シリウスの地球人への関与は、冥王星の近日点通過時から始まりました。太陽系の最終構成のために、地球人の進化を生み出すことが目的です。
つまり、オコツトはシリウスから派遣された存在といっていいでしょう。ちなみに冥王星の近日点は1989年に向かえています。
では、シリウスとは何を意味するのか。
シリウスとは、人間が最終構成を行ったときに生み出される力の次元です。プレアデスが作り出した感性作用の方向性を収穫し、オリオンへと変換を行っていく力‥‥。プレアデスとオリオンを等化に導くための精神作用の総体のことです。プレアデスとオリオンを等化に導くための精神作用の総体のことです。意識にあるすべて、という言い方ができます。
ここに書かれている感性作用とは、「シリウス革命」の注釈によると、「宇宙の中で、人間という存在に与えられている作用」ということなので、人間の意識の状態と解釈すると分かりやすいと思います。
こういったことから、シリウスとは、1989年当時、人間の意識の状態はプレアデスに位置していて、その状態をシリウスの力によって、オリオンへと導くことを意味しているといっていいでしょう。
ならば、オリオンとは何なのか。
コ ではオリオンとは何なのですか。
オ オリオンとは観察精神に作り出されている場のこと。あなたがたの概念でいえば、神が存在する場所‥‥そのようなものでしょうか。
コ 神が存在する場所?‥‥その「神」というのは、この宇宙を創った創造主という意味ですか?
オ 似ていますが違います。観察精神とは人間の礎のようなものです。
コ 人間の礎‥‥?
オ はい。人間存在の本質という意味で言っています、人間とはオリオンとプレアデスの交差によって生まれる妙性です。
この会話からら、オリオンとは、観察精神によって作られている場のことであり、人間の存在の礎となっている場所(意識)のようです。また、妙性とは「無始無終の人間存在の本質力」という意味があるようなので、私たち人間は、オリオンの力によって、プレアデスからオリオンへと引き上げられているということになります。
ここまでのことを、「ハーベスト・プログラム」にしたがってまとめます。
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1930年頃より、最終構成のためにシリウスの関与を受けた人類は量子物理の面での進化を遂げるようになっていきます。この進化によって、人類は核技術やコンピューターの技術を進化させ、人間が人間であることの最終段階へと達し、私たち人類は、2013年から始まる覚醒期の準備を終了させることになります。
そして、人間が人間としての最終段階を迎えたことで、人類はグローバル化を一気に進めて行くことになります。その要因となるべき事実として、1989年の冷戦の終わりを意味するベルリンの壁の崩壊があげられます。
その後、1999年にシリウスによる最終構成は終わりミレニアムを迎え、2012年にマヤの暦の終焉があり、2013年に覚醒期に入っていきます。この2013年は日本では、伊勢神宮と出雲大社の式年遷宮が史上初めて同時に行われています。
それから、およそ10年が経ち、その間にパンデミックというような世界規模での出来事が起こったりしています。そういった中、スピリチュアルの世界では、現在は風の時代に入ったといわれ、人類の意識の二極化が進んでいるといわれています。さらに、このハーベストプログムによると2025年には、位置の転換という二元化が進むきっかけとなるような出来事が起こるとされています。
この二元化とは、人類が今後、物質主義を取る人と精神主義を取っていく人とに分かれていくと推測します。そして、物質主義を取る人達は前回の覚醒期に倣うのであれば、アトランティス人のような生き方をするようになり、精神主義を取るようになるのであれば、ムー人のような生き方をするようになっていくと考えます。また2037年には、人類は何かしらの覚醒を起こし、これまでとは異なる存在として生きていくと推測できます。
こういった進化の流れが、1930年頃か1937年までのおよそ100年という時間を掛けて行われる進化のプログラムといっていいでしょう。つまり、私たち人類は、プレアデスの意識から、シリウスを経由してオリオンの意識へと向かっているといえるのです。
そこで、疑問となるのが、プレアデスの意識とは何なのか、シリウスやオリオンの意識とは何なのかということなります。
また、なぜ私たちは、プレアデスからオリオンへと意識進化を果たさなければならないのか、という疑問が生まれてきます。このことについては、次回、解説していきたいと思います。
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