幸せとは恋をするように緩んで生きること

人は、恋をすると心が緩むものです。

恋は人の心を柔らかくさせます。

だから恋は素敵なのだと思います。

恋をすると、それまで持っていた頑なさを手放し広い心を持てるようになります。

なぜかというと、恋をするとその相手に対しては、どんなことでも許せるようになってしまうからです。

つまり、恋には許しの効果があり、恋する相手だけではなく自分もまた緩ませることができるようになるのです。

恋の対象は、人だけに限りません。

身の回りにあるものすべてをその対象にすることができます。

身近にいるペットも草花も自然も、それらを愛おしいと思えば恋の対象になるものだし、たとえば登山家は山に恋をしているといってもいいし、パティシエの人はお菓子作りに恋をしているということもできます。

どんなことでも夢中になれるということは、その対象に恋をしているということでもあります。

しかも、そういった恋する心を持って生きていると、その対象だけでなく、自分に対しても広い心を持って生きていけるようになるものです。

愛おしさから生まれる恋心が、その人の心を明るくさせると同時に、その人自身を前に進ませるようになります。

また、人は一つのことだけでなくたくさんのことに恋をしても構わない生き物です。

人に恋をするだけでなく、ペットや草花に恋をしてもいいし、山に恋をし、お菓子に恋をしてもいいのです。

それこそ、恋する対象は無限に存在するのであり、そういった恋となる対象をたくさん持って生きることができると、生きることそのものが楽しくなっていくことでしょう。

恋する対象をたくさん持って生きていると、幸せを感じる瞬間が増えていき、人生そのものを緩ませながら生きていくことができます。

幸せとは緩んでいる状態でもあります。

あれはダメ、これはダメという狭い生き方ではなく、恋する対象をたくさん持てば、あれもいいよね、これもいいよねと、楽しく生きられるようになります。

愛おしいと思える物事をたくさん持つことで、毎日を恋をするように生きていくことができるようになるでしょう。

人は、誰でも恋をする気分を知っています。

今、恋をしていなくても、恋するという感情が人を幸せにするということを誰もが理解しています。

恋をしたとき、胸がキュンとなるということを誰もが知っています。

今、恋をする相手がいなくても、愛おしいと感じる対象がなかったとしても、胸がキュンとなるような感覚を思い出すことは、誰にでもできるものです。

そこで、そうった胸がキュンとなる感覚を、生活の中で何度も蘇らせていくだけで、恋をしているような気分になって生きていくことができたりします。

たとえば、スーパーに買い物に行く前に、夕飯として作る料理を思い浮かべて胸をキュンとさせてみてもいいかもしれません。

あるいは、これからスーパーで買う食材を思い浮かべて胸をキュンとさせてみてもいいいでしょう。

これからデートにいくような気分で、胸をキュンとさせてからスーパーに向かってもいいでしょう。

これからnoteで記事を書くというというときに、胸をキュンとさせてから文章を書き始めてもいいかもしれません。

楽しい文章を書き終えた瞬間を思い浮かべて、胸をキュンとさせてもいいかもしれません。

入浴する前に胸をキュンとさせてもいいし、何ならトイレに行く前ですら胸をキュンとさせてもいいでしょう。

いずれにせよ、生活の中でそういった心が弾むような瞬間を意図的にたくさん持つことができたなら、人は毎日の一瞬一瞬を幸せに生きていけるようになるでしょう。

この胸がキュンとなる感覚を、「期待感」といい換えることができます。

期待感は、人を前向きにさせる感情です。

そういった期待感をたくさん持って生きていけるようになると、生きることが楽しくなっていきます。

日常のありふれた物事にでも期待感を持てるようになると、毎日が楽しくなるものであり、そういった期待感が人を幸せにしてくれることでしょう。

期待感にハートマークを添えれば、それだけで自然とワクワクしてくるものです。

幸せとは追い求めて得るものではなく、幸せの状態を継続させることです。

幸せは、丁寧さから生まれます。

なぜかというと、日々の物事を丁寧に向き合っていると、些細な物事にも愛おしさを感じられるようになるからです。

丁寧さから生まれた愛おしいという思いは、恋をするような気持ちを育んでくれるものであり、そういった気持ちの中には、たくさんの期待感が含まれています。

人は、目の前の物事に期待感を持って過ごせるようになると、幸せを感じられるようになるものです。

なので、もし今の生活の幸福度をさらに上げていこうと思うのであれば、恋をしているような感覚で生きていくといいかもしれません。

胸がキュンとするような期待感を毎瞬毎瞬、持って生きていけるようになれば、あとはただただ今を生きるだけでよくなっていきます。

幸せとは緩んで生きることです。

どんなことでも否定をせずに、それを認めて自分を緩ませて肯定し、広い心で生きれば幸せを感じられるようになるでしょう。

幸せは、自分で創り出すことができます。

毎日を恋をするように緩んで生きていけるようになれば、間違いなく幸せになれます。

自分の力で幸せを生み出せる人が、幸せになれる人です。

幸せになる方法はたくさんあります。

その方法の一つとして、一瞬一瞬を恋をするように生きるというやり方も
試してみてはいかがでしょうか。

人生は楽しむものですね。