読書感想・1月
読書メーター( https://bookmeter.com/users/940103 )に書いたり書かなかったりの最近の簡単な読後感想など。
『途中下車で訪ねる駅前の銅像 - 銅像から読む日本の歴史と人物 (交通新聞社新書071)』
川口 素生
図書館本、読了。各銅像主のエピソードにちょっと物足りなさと駅、所在の絡み、そこに建立(?)された経緯の裏話など勝手に期待していたがそのあたり叶わずちょっと残念。新聞コラムっぽいけれどそういうものでもないようだ。ちょこちょこチビチビ読みやすい。
『世界のタブー (集英社新書)』
阿門 禮
図書館本。興味深く読んだ。おおむね宗教でありコミュニティでありが自らのアイデンティティを守るためにタブーを設ける。巻末近くユダヤ人の話題もあり、最近だとサラ金の本でもユダヤ人に触れた箇所があり、ユダヤ人というトピックは改めてちょっと学んでみたい。
『アンソロジー そば』
池波正太郎,入江相政,色川武大,大河内昭爾,太田愛人,尾辻克彦,川上弘美,川上未映子,川本三郎,神吉拓郎,黒柳徹子,小池昌代,佐多稲子,獅子文六,島田雅彦,東海林さだお,杉浦日向子,立原正秋,立松和平,田中小実昌,タモリ,檀一雄,中島らも,荷宮和子,平松洋子,福原義春,町田康,松浦弥太郎,丸木俊,みなみらんぼう,村松友視,群ようこ,山口瞳,山下洋輔,吉村昭,吉行淳之介,五代 柳亭燕路,渡辺喜恵子
図書館本。読了。蕎麦はいい。楽ちんなので冷凍の蕎麦を買うことが多いけど、保存場所を取るので常に買うのも気が引ける。改めて乾麺のストックも考えよう。合わせてそば湯も手に入るし。
『アンソロジー 餃子』
菊谷 匡祐,黒鉄 ヒロシ,小泉 武夫,小菅 桂子,小林 カツ代,今 柊二,鷺沢 萠,椎名 誠,東海林 さだお,南條 竹則,難波 淳,野中 柊,浜井 幸子,林家 正蔵,パラダイス山元,平松 洋子,藤原 正彦,古川 緑波,南 伸坊,村瀬 秀信,室井 佑月,山口 文憲,山本 一力,四方田 犬彦,渡辺 祥子,渡辺 満里奈
図書館本。先日お茶の水、神保町辺りに出かけて餃子屋の多さに驚いたばかりのところ、読み初めから三つ四つ神保町のお店の話題が続き面白かった。本場では水餃子と、珉珉の話題。このシリーズいいなあ。東海林さだおの収録率すごい。
『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』
福井県立図書館
久しぶりの購入本。フォローしてる方の紹介本だったかな。途中子供らと正解を想像しながら読み進めたり。図書館はいいな。今より更に老いたら図書館で日中を過ごしたい。得た知識が役に立つかは分からないが、楽しい時間にはなるだろう。
『ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと』
藤岡みなみ
哲学的でもスピリチュアルでもしっくりこず、浮かんだのは文学的な試みの本。家族と生活が重なる部分どうしていたのかきにはなる。便利さや機能、快適さより優先される豊かさのための何か、は生きていく上でそうだろう。2部での本棚についての文章も印象に残った。リアルタイムにネットで知っていたけど読み続けにくかったので本になって本当に良かった。
『[改訂新版] 口語訳 遠野物語』
柳田 國男
オリジナルをあたってないのでどのくらい読みやすいか比べられないけれど、読みやすい。そして面白い。ジンクスの本を昔読んで感じたのにも通じるのだけれど、何かしたらどうなる、の理由がなく絶対な辺りが不穏で不吉な気分になるのだろう。一部には物語として伝承することで伝えてる生活の知恵であったり守るべき習慣であったりもあるのだろう。
『からかい上手の高木さん (17) (ゲッサン少年サンデーコミックス)』
山本 崇一朗
たまたま本屋で見つけた新刊。アニメ開始合わせで急いだ17巻か、ちょっと薄い。高木さんの振る舞いは終わりが近づいてる感があるものの西片は相変わらずなのでまだまだ続くのか。読んでないけれど「(元)高木さん」があることで、先の不安がなく天国的な漫画になってる。
『さらば東京タワー』
東海林 さだお
図書館本。このシリーズもそろそろ読み納めか。最後の老齢の恋愛についてはなんとも気が重い。来るべき自分の未来を思うと。正直そろそろ性欲的な世界から離脱したいのだけどな。
『被差別のグルメ (新潮新書)』
上原 善広
図書館本。路地という表現は初めて知った。アイヌ他北方と沖縄に関してはほぼ無知で、なかなか興味深く読んだ。
『旅鉄BOOKS 019 廃線探訪入門』
旅と鉄道編集部
図書館本。半分くらい写真集の感じで読んだ。遺構としてのトンネル、鉄橋などトマソン物件的であり、純粋構造物として不思議な存在感がある。趣深かったり、ちょっと怖かったり。
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