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ローズ・イン・タイドランド(Tideland)

公開当時、はてなダイアリーにあげた映画の感想文。
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ローズ・イン・タイドランド(Tideland)、観て来ました。恵比寿で。思いがけず、初日初回というすごい乗り気な感じで。ガーデンプレイス初めてだったんですけど(いや、前売り買い行った際にに短い時間滞在はしてましたけど)、タバコが吸える場所が極端に少なくて困りました。初回、どの程度混むのか予想がつかなかったので、初回も見れる時間で、混むようなら二回目とかに、と思ってたんですが、最終的には初回は多少の空席がある程度でした、たぶん。激混みっていう訳ではなかったようです。


まともな人間が一人も出てこない、ロリータ映画。というといいすぎでしょうか。主役のジョデル・フェルランド、激可愛い。彼女の可愛さとある種の妖艶さを追うだけで十分です。ストーリー的なものを理解しよう、とかメッセージを受け止めようとか、そういうのが徒労だとは思わないですけど、スクリーンの中の出来事をそのままに受け止めるのが、なんていうか、楽しいかな、と。楽しげな描写でありつつも、実は描かれているのは過酷な現実という点では、ちょっと前に観た「嫌われ松子の一生」も一緒なんですけど、私は「ローズ…」のが好みです。グロテスクさの回避、辺りかな、と思いますが、違うかもしれません。


画面はひたすらリアルで美しかった。予告編などにあるような、水中シーンや落下シーンなど視覚効果的な部分はほとんどなく、そういった描写を期待すると裏切られるかも。そうじゃなくても十分に美しかったんですが。


「不思議の国のアリス」と比較するには、ロードムービー的でない点でちょっとどうかな、と思いました。ただ引き合いに出すことは見当違いではないと思うけれど、それを期待するには出来上がったものと、「アリス」からイメージされるものとには差があるのでは?とか、そんなことを。


ともあれジョデル・フェルランド可愛い。ジェライザ・ローズ。うん、役名も可愛い。これもDVD出たら手元に置いときたいものかなー。


「Silly Kiss-er」が「キスばか」と訳されていたけど、なじみのある語感じゃないのでどうかと思った。多少ニュアンスが変わったとしても文脈に散らすなどして「キス魔」「キスキチ」「キスマニア」など使った方がもうちょっと自然かなー、とか思いました。


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