昼夜逆転のわけを考える〈前編・朝〉
昼夜逆転が治らない。
夜は寝られないし、朝は起きられない。
身体もしんどいので、やめたいと思うことも多い。ただ、一度定着した習慣はなかなか変えることができず、少しずつ起床時間を早めていくぐらいしか矯正方法はないのかもしれない。
しかし、昼夜逆転が治らないのは、単にクセ付いているからという理由だけではない。そこで、今回は他の考えられる要因を探ってみようと思う。
現状
日中に疲れるような活動をしても、夜更かしできてしまったり、夜は早く眠れても、朝はなかなか起きられない。
用事があれば早く起きることはできるものの、普段は目覚ましを止めることで力尽きてしまい、次に起きた頃には昼になっていてげんなりする。
夜は1時や2時にベッドに入っても、4時くらいまで眠れなかったり、朝が来ると憂鬱で、昼まで寝過ぎてもまた憂鬱なのである。
こんな風に怠惰と憂鬱がつきまとうのはしんどい。
できれば本当はすっきりした気持ちで一日を過ごしたいのだ。
たぶん。
考えられる要因
その1. 朝起きられないはなぜか
夜眠るのが遅いために、こうなってしまうというのは絶対にある。
ただ、他に可能性があるとしたらこんなものだろうか。
①世界が活動を始めるのでプレッシャーを感じる
②これから始まる一日を思って憂鬱になる
③目が覚めても疲れが取れていない
④一瞬で朝が来るので満足感が足りない
こんなところだろうか。順番に書いてみる。
①世界が活動を始めるのでプレッシャーを感じる
朝起きるのは学校に行かないと行けないとか、仕事に行かないと行けないとか、場合によっては望んでいないところへ向かって活動を始めなければならない。
仕事をしている人であったり、自動送信であったり、内容は様々であるが、朝からメールが大量に来るのも、気が重い。自分が返信する必要のあるものとないものを見分けるために、一通りタイトルや冒頭文を読まなければならない。その中でメール文のテンションや意図や強さでいちいち疲れてしまう。
こんなことならメールを見なければいいのだけれど、重要なメールの返信を待っているときは特にノイズにも意識が持って行かれるので、単純に疲れてしまう。
仕事やらなんやらのために身体を起こして動かなければならない、通勤のために車がブーンと出ていく音が聞こえ出すのもなんだかプレッシャーを感じるのだ。
②これから始まる一日を思って憂鬱になる
毎日は連続しているとはいえ、睡眠は一つの区切りであり、朝になるとタスクを突きつけられているような気分になってしまう。
なんせ、寝ている間は夢を見ている時間を除けば意識がないのだから、起きた瞬間に突然色々な現実が迫ってくる感じがする。
寝る前で気を抜いていたところに、朝はやってくる。
あれをしないと、という焦りや憂鬱さのときもあれば、あれもこれもできるものかな、しんどそうだな、と言う想像で疲れてしまうこともある。
さらには、労力のかかる作業や頭を使う作業は早めに済ませておいた方がいい、という自分の考えが、早めの時間である朝へのハードルを上げているともいえる。
③目が覚めても疲れが取れていない
これはよくある原因。
夜眠れていないとか、溜まった疲れが解消できずに負債が蓄積する。最近気付いたのだが、私には追い込み癖があるかもしれないので、疲れを溜めやすいという可能性もある。
「まだいける。」と思っていたら急に疲れがやってくることがある。休日に気が抜けて一気に体調を崩してしまうことも。
あとは運動不足で疲れやすいというのもきっとある。こういう疲れは運動後の疲れと違って気持ちよさもないし、ずんと重いし、メンタルにも良くない。
④一瞬で朝が来るので満足感が足りない
「え?もう朝?」というやつである。
どれだけ快適に入眠したとしても、早く寝たとしても、眠れば一瞬である。
こちらの考えや気分は意識ベースなのだから、入眠した瞬間に朝が来るようなものだ。眠っている間に意識がないことを思えば、寝た「気」なんてするわけがないのだ。あるとすれば、身体が回復したとか眠気が取れたとか、良くてもそんなものだろう。
それも、快適だと認識している状態から「もうおしまい!」と言われたときのガッカリ度はいつどんなときでも変わらない。旅行や休日や友達との約束、何も睡眠に限ったことではない。
前編まとめと次回予告
朝起きられないのは気分によるところが大きい。
朝が来ても、待っているのは楽しみではない。
どれだけ疲れていても、気の重いタスクがあっても、強制的に一日を始めなければならない。そして、その一日をどんな一日にできるか、どれだけタスクをこなせるか、どれだけ気分良く追われるかが全て自分にかかっているというプレッシャーがある。
ある意味意識が閉じて安心していたところに現実を突きつけられるのも、朝がしんどい理由の一つだろう。
次回は夜眠れない理由編。
朝起きるのが遅いから、以外で考えようと思う。
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