自分と向き合うこと。「不登校だった僕が大切にしていること」
中学時代、不登校だった時期があった。
家に引きこもり、友達とも会わず、ただ時間だけが過ぎていく。
ある日の夜、精神的に最悪の状態だった時、僕はこう呟いた。
「なんで生きてるんだろう」
過去の自分からは想像もできない言葉だった。
自分がどういう人間で、何を目標にして生きていたのか。
分からなかった、分からなくなっていった。
そんな時、毎日そばにいてくれた母は、優しく、不安を包み込むように寄り添ってくれた。
「少しずつ、自分のペースでいいんだよ。」
と、母は言ってくれた。
その一言に救われた気がした。
そこから、少しずつパズルを完成させるように自分と向き合っていった。
家の外に出て、空気を吸って。大好きなサッカーをして。
「生きてる。」そう、心から思えた。涙が出るくらい幸せだった。
時は過ぎ、中学3年生になろうとしている頃に、「学校へ行ってみよう」と勇気を出して一歩踏み出せたのだ。教室は騒がしかった。笑い声や誰かを呼ぶ声。
「ここは動物園か?」
そう思えるくらい皆が楽しそうで、キラキラしていた。
少しずつ、学校にも慣れて、卒業する頃には、家にいた自分とは見違えるくらい、明るく楽しそうな自分がいた。
ここまで支えてくれた母には感謝しきれないくらい、感謝している。
実際、自分と向き合うことは簡単ではなかった。
思い通りにいかないこともたくさんあった。
立ち止まることも、逃げることも、泣くことも。
少しずつ、少しずつ前を向いて歩いていけばいい。
これを読んでいるあなたも、今、コロナ禍で生きる目標を見失っている人も、僕と同じように不登校になってしまった人も。
自分を大切にして、
自分がどういう人間なのか、
少しずつでも、自分と向き合ってみてほしいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
僕自身も自分と向き合って、最高の人生を送れるように走り続けます!
同じ地球に生きる人々に幸あれ!🌸
2021.3.11