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似ていない

夕焼け空に燃える太陽の紅さに
心臓をギュッと掴まれて
ヤバイと感じるのは何故だろう。

枯葉を鳴らしながら林を渡る風の
尻尾を触りながら
泣きそうになるのは何故だろう。

空も太陽も木立も風も
すこしも私に似ていない。
共感のしようも無く、
分かり合うこともできないのに
何故、私の“こころ”を揺さぶろうとするのか。
刻々と変わる色、崩れゆく形、耳を撫でた刹那永遠に去りゆく音色に、我を重ねて、
懐かしく、悲しく、恐ろしく、
目を離すことができなくなるのは何故だろう。

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