私の人生に「こだわり」を。
お風呂では最初にシャンプーを。
ごはんは野菜から食べる。
小物は黒に統一。
コーヒーは自分で淹れる。
麻雀は過程を楽しむ。
読書をするときは無音で。
喫茶店では周りの声をBGMに。
映画を見る前に原作小説を読む。
デスクには余計な物を置かない。
パソコンのデスクトップには何も置かない。
歯ブラシはやわらかめ。
株を買うときは応援したい企業を選ぶ。
お出かけの荷物は最小限に。
靴下は左足から。
うまい棒はめんたい味。
散歩をするときはポッドキャストを聴く。
まくらは低くて硬めを。
スマホはiPhone、パソコンはMacBook。
私には小さなこだわりがたくさんある。
そう思っていました。
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ある日のできごと。
仕事がおわり、夜ごはんの時間。
妻の作る料理はどれも美味しいです。
今日のご飯は何かなと楽しみにしていると、
「何が食べたい?」と妻。
「何でもいいよ!」と私。
「わかった、適当に作るね。」
そう答える妻は、少し寂しそうでした。
私はハッとして、すぐに謝りました。
「何でもいい」
便利なことばです。
便利なことばを使って、
あのとき、私のこだわりは死にました。
「何でもいい」は「何にもない」
些細な一日の些細なできごと。
なのに、この一日が今も忘れられません。
選択から逃げることは、責任を持たないこと。
こだわりがないことは、自分に自信がないこと。
選ぶことから逃げないで生きよう。
人生にこだわりを持とう。
まずは今日のご飯から。
「何が食べたい?」と聞かれたら、
「ハンバーグを食べたい!」と答えるぞ。
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