死ぬってこういうこと
お子さんがいる家庭では
子どもに一度は聞かれるはずの質問。
「死ぬってどういうこと?」
我が家も聞かれたこと、あります。
死んだことないから、
幽霊になるのかはわからない。
生まれ変わったり
来世みたいなのがあるのかもわかんない。
星になって見守ってるよ、
とかもわかんない。
天国もあったらいいけど、
ほんとにあるかはわかんない。
悪い奴はすんごい地獄に落ちてほしいとか
たまに思ったりすることあるけどね。
だから、生きてる人目線での事実を言うね。
まず、死んだらもう会えない。
LINEもメールも既読にならない。
グループLINEはいつまでも
「人数−1」の既読数のまま。
食卓のいつもの席に姿はない。
たぶん、作る量もしばらくは間違えちゃう。
その人の替えの歯ブラシを買うこともない。
その人が作る美味しい料理を食べられない。
「この番組好きそうだ」と思って
気を利かせて録画予約をすることもない。
愚痴を聞いたり、喧嘩したりすることもない。
誕生日プレゼントに毎年悩むこともない。
写真を撮る習慣があったとしたら
その人はそれ以上成長も老化もしない。
いつのまにかその人の歳を越える日が来る。
そういう毎日が来て、
時間が経っても涙が出てくる。
笑い声をもう一回聴きたいなと思う。
死んだ人がどうなるかは分からないけど
残された人が思うのはそういうこと。
++++
仲のいい友人の家族が続けて亡くなった。
わたしも子供の頃からよく知っている人たち。
感情の忘備録として。
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