【映画観賞】シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| を観てきた。【感想】
最近の趣味は、映画を見ること。
月5本以上見ることはできるのか?という実験を行っている(海外ドラマも可。理由は好きだから)。
なんでそんなことをしているのか、という経緯は以前にも記したが、Netflixは月5本以上見ることで元が取れるらしいので、契約する前に月5本見ることはあるのか?と思ってやることにした。
以前までの記事はマガジンにまとめてあるので良かったらどうぞ
基本的にはAmazonプライムで観ているが、普通に映画館に行った記録も残しておこうと思って記録することにした。
と言ってもまだ観たのに記録できていない映画もあるので、そのうち、ゆっくり書いていくことにする。
今回はPart4「シン・ヱヴァンゲリオン劇場版:||」だ。
※あらすじ以上の話をしている部分もあるので、見たくない方はここでそっと閉じて欲しい。
シン・ヱヴァンゲリオンを観た感想
いつもはあらすじとかを書くのだが、もうヱヴァに関してはいいだろう。
堂々の完結といったところだろうか。
いろいろな意見があると思うが、個人的にはやっと製作陣も視聴者も納得する形になったんじゃないかと思う。
というのも3/22に放送されたNHKの「プロフェッショナル」で庵野監督の4年間に密着した長期取材番組が放送された。
4年間、本当に製作陣が良いものを作ろうとして、苦悩している様が流れた。
映画が完成すると、それを観ながらスタッフが涙を流していた様子が記憶に新しい。
また、庵野監督の奥さんである安野モヨコさんとの様子や、2人のことを話すモヨコさんの取材の様子なども放送された。2人の関係もまた、作品に影響を与えたのではないかとちょっとした邪推もしつつ、今回映画を観てきた。
結果、プロフェッショナルを観たことで作品への理解が深まったように思う。
プロフェッショナルでは庵野監督が父親との関係を話す場面もある。
その話がすべてヱヴァに踏襲されているとは思わないものの、どこか物語の完結と、その父親の話が重なった。
また、今までのTV版、旧映画版とも違った完結の形をとった事、それがモヨコさんの影響が大きいように思てならなかった。
※ここから先、少しネタバレあり
さて、ストーリーのできはというと、ただのぼくなんかが評価するには勿体無いほどの完成度だと思う。むちゃくちゃ面白かった。
TV版の完結の形も、旧映画版の完結の形も、個人的には考える部分が多くて楽しめていたが、今回の終わりの形を「あんな風に」するというのは、やはり庵野監督の変化が大きいのではないかと思う。
※ネタバレではないですが、この下からあらすじ以上の話を少ししてしまうので、一応注意です。
この「新劇場版」は最終的に「愛」に関するテーマが端々に観て取れた。
もちろん、これはぼくの主観的感想だが。
元々複雑な親子愛や、愛する人を想う気持ち、そういうものを謳う作品ではなかったように思う。
どちらかというと、精神的に壊れてしまったり、友人を手にかけてしまったり、ヒロインの1人の首をしめて終幕を迎えたり、破滅的なイメージのある作品だった。
今回、完結という形をとる上で、特に庵野監督が「ハッピーエンド」を意識したわけではないものの、「納得」のできる形をとるために試行錯誤していたのではないかと思った。
プロフェッショナルでも、納得できる形にするまで何度も原稿を書き直していた。例え締め切りギリギリでも。
まとめみたいなもの
庵野監督と、製作陣の執念の集大成となった今作。
今までヱヴァを追ってきた人にはぜひ見て欲しい。
また1つ、偉大な作品が完結してしまったというちょっとの寂しさと、完結を見ることができた嬉しさと、ちょっと複雑だけど、総じて作品はおもしろかったし、何より素晴らしかった。
絵の魅せ方、キャラクターの心情、言わずもがなストーリー...
言い出したらキリがないが、エヴァは最高だったということだ。
ありがとう、ヱヴァンゲリオン